水槽に発生するコケ対策として有名なヤマトヌマエビですが、一般的に透き通るような透明をしています。
ただ、中には何となく色が付いているように見える個体がいたりするんですね。
よく見るのが、薄っすら緑色っぽく見える、、、いやいやハッキリと緑色に見えるということがあり、着色はなにか病気が原因なのかな・・・と思う方もいらっしゃるようですね。
基本的に、ヤマトヌマエビは赤色っぽく変色する以外は問題ないので、あまり気にすることでも無いとは思いますが、せっかくなのでヤマトヌマエビがなぜ透明だったり、薄っすら緑色に見えたりするのかをご説明していきますね!
ヤマトヌマエビの体色の変化について
(画像は、薄っすら緑色をしたヤマトヌマエビです。緑色に見えますよね!?)
ヤマトヌマエビは、綺麗な透明のエビというイメージが多いですが、実際には「半透明の”淡青色”~”緑褐色”」をしたヌマエビなんです。
※まあ、無色透明にしか見えない個体も存在します。
綺麗な透明の個体も、良く見れば薄っすらと青っぽかったり、緑色の個体がいるのはごく普通なんですね。
僕は、全身透明のエビとしか思っていなかったので、まさかヤマトヌマエビが色彩を持っているとは思ってもいませんでした(笑
※まあ、無色透明ではないですけど、色彩があるなんて考えたことも無かったです。。。
ただし、赤色になっている場合は危険信号なので要注意です!
また、体調が悪いと白濁したような感じになるという特徴があります。
模様も特徴的で面白い
ヤマトヌマエビは、模様にも面白い特徴があります。
まず、尻尾には中央に三角形の黒い模様、そして尻尾の左右両端にも黒い斑点模様が入っています。
ただ、これは飼育下で透明になって見えなくなったり、消えたと思ったらまた黒くなって現れたりします。
※斑点模様が無いからと言って元気がないという訳ではありませんのでご安心を!
体表の模様はオスでは綺麗なドット模様(・・・)←こんな感じですね。
対してメスは破線模様が入ります(ー・-・-・-)←要するに綺麗なドットじゃないんですね!
この体表の模様からオスとメスの区別が容易に付きます。
餌で体色の変化もあり得る
ヤマトヌマエビは、体全体が透き通るような透明をしています。
そのことから、食べた餌の色が体色に影響を与えることだって当然あり得るといえます。
例えば、コケばっかり食べてたら体が緑色になっちゃった、、、って感じです(汗
体色の変化は保護色の可能性も
保護色、、、つまり外敵から身を守るために体色を変えるといった感じです。
ちなみに、保護色の色は決まっていないといいます。
つまり、何色にも変化する場合があるという事なんですね。
ヤマトヌマエビと並んで人気のある、ミナミヌマエビでは保護色のカラーバリエーションが多く、頻繁に見られることで知られています。
ちょっとビックリしたのが、真っ赤に変色しているヤマトヌマエビがいたのですが、時間が経つにつれて透明に戻っていったのです。
通常、赤色は超危険サインで、アンモニア濃度による影響が大きく、すぐに死に至るケースがほとんどなんですね。
しかし、このヤマトヌマエビはその後も元気で活動していました。
ということは、この赤い着色は「保護色」によるものだと考えるのが妥当と言えるのです。
まあ、死の淵から蘇ったという可能性もありますが。。。
ただ、保護色というのは他の何かの色と同化することがほとんどです。
例えば、水草レイアウトであれば緑色とか。。。流木なら茶系というように。
赤って・・・何に同化したらそうなるって疑問が残ります(汗
とは言っても、保護色っていうのは飼育する環境によって見られないケースも多いかと思います。
あまりにもハッキリと保護色が見られる=ヤマトヌマエビが危険を感じているとも言えるので、普通は見られる方がマズイんです・・・。
あまりビックリさせないよう、ストレスの無い飼育下で育ててあげないといけませんよね。
さいごに
ヤマトヌマエビって、実は色彩を持つエビだったんですね!
しかも、その色彩の濃さには個体差があって、じっくりと観察していると「色の差」を楽しむことが出来ます。
ちなみに、僕の水槽ではヤマトヌマエビを10匹ほど飼育していて、確認したら緑系が多かったです。
ヤマトヌマエビを飼育している方々の水槽の個体はどうでしょうか?
透明~青っぽい~緑などなど、良く見れば個体ごとに色彩の違いがハッキリと分かるはずです。
中には褐色~茶色っぽい個体もいますが、時間が経つと綺麗な色になったりするので、定期的に色彩を観察するのも面白いですよ。
ちなみに、保護色の変化を楽しむならミナミヌマエビがお勧めです!