初心者でも容易に飼育が出来る、いわゆる入門的魚で、なおかつ数多く存在する熱帯魚の中で最も人気のある種類と言えば「ネオンテトラ」を連想する人も多いのではないでしょうか。
ネオンテトラと言えば、赤色と青色のラインが美しい魚ですよね!
そんなネオンテトラですが、現在では多くの改良品種が存在しているんですね。
その中の一つに、真っ白な「ホワイト・ネオン」なるものがいるんですが、このホワイトタイプではネオンテトラ最大の特徴である赤のラインが全く入らない全身ホワイトに包まれたボディとなっているんですね。
※美しいブルーのラインは健在です!
見た目(形)は、全く同じですが、カラーが丸っきり違うので、もはや別の種類の魚のように見えるほどですよ(笑
ここでは、ホワイト・ネオンの魅力や飼育方法、導入時の注意点についてご説明していきます。
ホワイト・ネオンについて
ホワイト・ネオンは、あの青色と赤色のラインが美しい熱帯魚「ネオンテトラ」を改良した品種で、東南アジアで作出されたといわれています。
写真では全身ホワイトに見えますが、実際にはブルーのラインがよく映えて美しいです。
ブルーのラインは、光の強弱や見る方向によっても見え方が違ってきます。
赤いラインは完全に消失した感じで、ホワイトのボディにブルーの輝くようなラインがとても美しい熱帯魚となります。
また、瞳の周りの部分も美しいブルーに輝いていて、綺麗な目の持ち主でもあるんです!
というより、ホワイトネオンの魅力はこのブルーの目だと僕は思います。
動くたびにキラッキラ輝いて見えて本当に綺麗なんですね。
そして、透き通るようなボディに入るブルーのラインは、いつも見ているネオンテトラの輝きとは全く別物に見えるので、また違った美しさと魅力がありますよ。
ちなみに、ネオンテトラといえばこんな感じで、アクアリウムをやっている人であれば知らない方が不思議というほど人気の魚ですよね。
体色を比べてみると、全然違いますよね(笑
ホワイト・ネオンの飼育データ
- 体長:4cm
- 水質:弱酸性~中性
- 水温:20℃~28℃
- 寿命:1年~2年ほど
ホワイト・ネオンは、体長が最大で4cm程しか成長しない小型のカラシン科の熱帯魚です。
性格は非常に温和で、他の同サイズで性格が温和な種類の熱帯魚とは問題なく混泳しても大丈夫です。
水質にもうるさくない熱帯魚で、初心者でも飼育できる入門的存在でもあります。
普通のネオンテトラと同じですね!
・・・飼育方法もネオンテトラと全く同じなので、既にカラシン科の熱帯魚を飼育している方であれば余裕で飼育が出来るでしょう。
白点病が見えにくい・・・
ネオンテトラがかかりやすい病気の一つに「白点病」があります。
白点病は、読んで字のごとく白い点々が体表に出来るのですが、この白い点は寄生虫が付着することで発症します。
色の暗い熱帯魚であれば、小さい点々でも発見しやすいため初期での治療も可能となるのですが、ホワイトネオンのように白っぽい熱帯魚は白点病の色と同化してしまうので、発見が遅れる場合があります。
白点病が発症しやすい環境は、まず「水温」があります。
水温が低ければ低いほど発症率が高く、逆に25℃以上での飼育下だとほとんど発症しなくなります。
なので、ホワイトネオンは25℃~26℃くらいでの飼育が望ましいといえます。
また、購入してきて水槽に入れる時はしっかりと「水合わせ」をして、水質と水温を調整してから導入するようにしましょう!
また、換水するときは温度の急低下に注意して行うようにしましょう。
水質を綺麗に保ち、温度の急変化さえ気を付けていれば病気の発症はほぼ見られなくなります。
もし病気にかかったら
白点病は魚病薬で!
やるかやらないかはアナタ次第!
白点病は初期症状であれば、水温を28℃~30℃くらいまで高めて1週間ほど様子を見るだけで治ることも多いです。
早期発見、早期対策・治療が重要なんですね!
ホワイト・ネオンはちょっとばかし発見しづらいので、日ごろからよく観察する癖を付けておくといいかもしれれませんね。
ちなみに、ネオンテトラがかかりやすい病気は以下の記事でまとめています。
恐ろしい病気もあるので、病気の特徴や対処法は知っておくべきです!
さいごに
白いボディに、輝くような青いライン、そして青い目が美しいホワイト・ネオン。
なかなか珍しい色彩を持つ熱帯魚なので、他の美しい色彩を持つ熱帯魚と混泳させるのもいいですね!
元となるネオンテトラとか、カージナルテトラとは非常にカラーバランスが合います。
特に綺麗な緑が茂る水草レイアウトでは、このホワイトカラーやブルーのラインが目立ちますので、より綺麗な姿が見ることが出来ます。
なにより、明るい色の熱帯魚が欲しいという方には是非お勧めです!