熱帯魚の飼育をする楽しみの一つとして、餌やりがあります。
餌にも人工飼料だったり、冷凍の赤虫など生餌など種類が豊富にありますよね。
基本的に毎日与えるものですから、いろんなタイプの餌を「食べさせてあげたい!」と思う人も多いはずです。
魚によっては、水槽に近づくだけで水面に上がってきて激しく餌を欲しがるような動きをするものだっています。
いざ餌を与えてみると、バクバク食べる姿にどんどん与えたくなってしまうこともあります。
いっぱい食べるからと言って、与えすぎには注意が必要です。
ここでは、熱帯魚に与える餌は一日に何回が望ましいのか書いていきます。
餌は一日何回が適切なのか
「熱帯魚に与える餌の量はどのくらいがいいのか?」
こういった質問を度々目にしますが、正直言って決まりという決まりはないので、一概にこうでなくてはいけないというものでは無いんですね。
一般的に言われているのは、カラシンとかの小型魚であれば「1日2回~3回少量ずつ与える」、大型魚であれば「1日1回(2日に1回というのも聞いたことがあります)」という風に、魚の種類や大きさによっても変わってきます。
まあ、自然界では餌を食べる量とか時間帯などは不規則です。
豊富な餌に在りつけた時は大量に食べられるし、そうでないときは、もしかしたら1日中なにも食べないこともあるかもしれません。
そう考えると、水槽内の熱帯魚はほぼ同じ時間帯に餌がもらえるので、あまり量とか気にしなくていいように思えてきます。
ちなみに僕は朝1回(8時前後)と夕方1回(18時~19時の間)に1回の計2回与えています。
仕事終わりに飲みとか行って帰宅が遅くなったときは、無理して遅い時間に与えるようなことなしていません。
というのも、1日1回の餌やりでも熱帯魚は餓死するようなこのはまずありえないからです。
とはいっても、1日1回は熱帯魚にちょっと可哀そうな気がするので、最低限1日2回は与えるようにしていますが。。。
少なすぎるのも要注意
確かに熱帯魚は1日1回の餌やりでも餓死することはありません。
ただし、水槽内の熱帯魚の数が多いときは注意が必要です。
まず、餌を与えると必ず強い個体がたくさんの量を食べる傾向にあります。
餌を十分に食べられない個体がいると、ミネラル分などの栄養不足になる恐れがあります。
この栄養不足が原因で、身体の一部が奇形になる熱帯魚も確認されています。
あの人気のあるネオンテトラなんかがそうです。
もちろん多すぎるのも危険
餌を与えるとバクバク食べて、あればあるだけ食べることだって珍しくありません。
この姿に愛着が沸いて、さらに餌を投入してやりたい気持ちになりますよね(僕だけかな?
ただし、1度に多量の餌を与えるのは危険な場合があります。
熱帯魚は餌があればあるだけ全部食べようとします。
人間のようにどこかへ保存しておいてお腹が減ったら食べるなんてことは当然しません。
生きるために備わっている本能的なものなのでしょうかね。
ですが、さすがにお腹が膨らんできたら一旦口に入れてもすぐに吐き出す行動が見られ、ここまできたらさすがに食べるのを止めます。
ですが、食べすぎることで起こる危険な症状もあります。
実際に僕が昔飼っていたグッピーやネオンテトラであったのですが、食べすぎてまともに泳ぐことすらできないような個体もいました(汗
そういった個体は、餌が消化すれば普通に元気に泳ぎ回ります。
中には、急に死んでしまうものもいます。
餌は人工使用に、赤虫を与えていたのですが、恐らくは消化不良が原因だと思われます。
また、食べすぎてエラの下の部分が裂けたようになってしまうこともあります。
与えすぎは熱帯魚にとっていいことは無いです。
1度にいっぱい与えるのではなく、少量を3回~4回とかに増やして与えるようにすればいいですね。
熱帯魚の餌やりまとめ
- 餌やりは1日2回、多くても3回が望ましい
- 1日1回でも餓死することはない
- 熱帯魚の数が多いときは少なすぎによる栄養不足に注意
- 1回に多量を入れるのは”食べ過ぎ”に注意
- 多く与えたいときは1回に与える量は少なめで、回数を増やせばよい