アクアリストたちの憧れの存在といえば「大型魚」ですよね!?
飼育が簡単な種であっても、大型魚を飼育するには大きな水槽はもちろん、様々な設備が必要で、費用はもちろんですが、置き場などの問題もありますから、何かと敷居が高いんですよね。
そんな大型魚を盆栽飼育といって、餌を控えめにすることで小さい状態で飼育するという方法なんかも存在し、これにより通常はメートル越えの種であっても、60cmくらいまでしか成長させないことが可能なんだとか。。。
その盆栽飼育でよく名前があがる熱帯魚に「レッドテールキャット」という超人気種がいます。
小さい状態に留まらせてまで飼育したい・・・そんな魅力のある熱帯魚なんですね。
以下では、レッドテールキャットの飼育方法や注意点についてご説明していきます!
レッドテールキャットについて
レッドテールキャットは、アマゾン川に生息するナマズの仲間です。
その名の通り、尻尾が真っ赤に染まるのが最大の特徴で、体色は背中部分は黒、そしてお腹は白とハッキリと分けられています。
ナマズらしい6本のヒゲは、大型魚だけあって他のナマズとは迫力が段違いです。
ガッチリ体形でとてもカッコいい見た目から、非常に人気の高い大型ナマズとなっているんですね!
盆栽飼育について
大型魚と聞いてどのくらいまで成長する魚かご存知でしょうか??
実は、レッドテールキャットは最大で120cmくらいまで成長するんですね。
※野生種では180cmとか化け物クラスが確認されているみたいですが、水槽内飼育ではさすがにそこまでは・・・。
なので、普通に飼育する為には180cm水槽は用意しないと厳しいくらいの魚なんです。
なので、軽い気持ちで幼魚なんて購入してしまうと、後で大変なことになってしまうので、気軽に飼育できるという熱帯魚ではありません。
でも、ネット上で調べてみると、レッドテールキャットを「盆栽飼育」で90cm水槽とか、120cm水槽で飼育しているという情報は結構出てくるんですね。
※それでも90cm以上と、大きな水槽が必要なんですね!
で、この「盆栽飼育とは何ぞや!?」っていう感じですか、簡単にいうと”小さく育てる”という意味があります。
盆栽飼育する方法は大きく分けて2つあって、一つ目が狭い水槽で飼育することです。
そもそも熱帯魚は、水槽の大きさに応じて成長が鈍くなったり、止まったりすることがあるんですね。
ただ、この方法だと生体に相当なストレスがかかり、長期飼育が難しいこともあります。
また、レッドテールキャットは力が非常に強く、ガラス水槽を破壊することもあるそうなので、奥行のあるアクリル水槽を特注した方が良いと言われるくらいなんですね。。。
なので、狭い水槽での飼育はかなり厳しいと思った方が良いでしょう。
二つ目が餌を少なめにする方法です。
この方法で盆栽飼育が上手くいくと、体長が最大でも60cm~70cmまでしか成長しないで飼育が出来ると言います。
ただ餌が少なすぎると上手く飼育が出来ない難しい所もあり、盆栽飼育自体が難しいと言います。
餌は最低でも一日2回、小さいうちは水温は25℃前後で、大きくなってくるごとに徐々に水温を下げ、40cmを超えたあたりでは、餌を一日1回にして、さらには水温を20℃くらいに設定すると盆栽飼育が上手くいきやすいんだとか。
とはいっても、70cmって相当デカイですよね(汗
まあ、結局のところ大型の水槽は必要になりますので、90cmとか120cmでの飼育は現実的ではないように思います。
それにレッドテールキャットって、飼育しているとすごく人に懐くカワイイ魚なんですね。
前に知り合いのショップでメートル越えのレッドテールキャットを見せてもらったことがあるのですが、近寄っただけで、向こうも寄ってきてくれて、普通に手で触って頭ナデナデとかしてもぜんぜん逃げないんです(笑
この魚の魅力を最大限に楽しむなら、間違いなく150cm~180cm水槽!これは間違いありません!
レッドテールキャットの飼育データ
- 体長:最大120cm
- 水温:20℃~26℃
- 水質:弱酸性~中性
- 寿命:20年!
- 参考価格:1匹あたり2000円前後(小さい個体)
レッドテールキャットは、体長が最大で120cmにもなる超大型の熱帯魚です。
盆栽飼育で、その半分の体長に留めることが出来る・・・かもしれませんが、大型水槽かつ丈夫なアクリル製の水槽での飼育が望ましい種となります。
そういえば、現地では「ゲームフィッシュ」としても人気があるんですね。
ゲームフィッシュとは、ブラックバスみたいに釣りを楽しむ目的だけで、釣りあげたらキャッチ&リリース(逃がす)でサヨナラグッバイするといった感じです。。。
是非、「レッドテールキャット 釣り」で動画検索してみてください。
その動画を見て飼育するのを思い留まる方もいるかもしれません、、、逆に「絶対に飼育してやる!」という方だけにしましょう(笑
丈夫な魚なので、飼育できる条件さえ整っていれば、簡単に飼うことが出来ます。
レッドテールキャットの混泳について
レッドテールキャットは、ナマズの仲間ですが、このナマズと言う魚は口に入るようなものは何でも食べてしまうほど貪欲で大食らいな魚なんですね。
なので、口に入ってしまうような熱帯魚とは混泳が出来ません。
逆に、同じ大型熱帯魚となら問題なく混泳が出来ます。
ただし、口に入る大きさであれば噛みつこうとすることがあるので、混泳させる魚はレッドテールキャットよりも大きな個体にした方が無難です。
よくアロワナとか、大型の淡水エイなどと混泳させている動画を見るのですが、やっぱ大型魚の混泳は迫力があってホント憧れます!
しかも、単体でも迫力あるのに、色んな種類の大型魚を一つの水槽で見られるなんてアクアリストの夢ですよね!
せっかく大型水槽を用意するのであれば、レッドテールキャットの他に、別の大型魚と混泳するのも良いですね。
ただ、レッドテールキャットは気性の荒い面もあるみたいで、水槽内に2匹しかいない場合、レッドテールキャットがすこぶる荒れてしまうと、他の一匹を一方的にイジメてしまうことがあるそうです。
また、レッドテールキャット同士は激しく喧嘩するので、水槽内には1匹が望ましいでしょう。
大型魚の喧嘩とか、壮絶な後景でしょうね(汗
なので、混泳するときは最低でも3~4匹入れることで、縄張り意識を薄れさせて上手く混泳できるようになるとのことです。
レッドテールキャットの餌について
レッドテールキャット飼育で気を付けなけ餌なんですね。
餌が少なくなると奇形になるといわれ、盆栽飼育が難しい理由はココにあります。
基本的に何でも食べますが、肉食性が強いのでさなかの為、特に生餌や活餌を好んで食べます。
ただ、コスト面や即座に餌やりが出来る手軽さから考えて、導入してからすぐに乾燥クリルなど、人工飼料に餌付かせておいた方が飼育が楽になります。
人工飼料を食べない場合は、メダカや金魚などの活餌を与え、徐々に人工飼料を混ぜて与えるなどして慣らしていきます。
特に、小さい個体のうちは餌やりが大事なので、活餌や人工飼料を交互に与えるなどして栄養をたっぷりと摂らせてあげましょう!
さいごに
グッズすら出ている、もはやアイドルの領域に達しているレッドテールキャットさん。。。
水槽内飼育は、設備の関係から敷居が高いですが、いつかは飼ってみたいランキング上位の熱帯魚ですよね!?
熱帯魚飼育にハマって、大型熱帯魚にチャレンジするという方は、レッドテールキャットを飼育してみるのもいいかもしれませんね!