小型の熱帯魚の餌は「複数の種類を組み合わせて与えるべき」か「メイン1種類で十分」なのか!?

餌(エサ)に関して

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熱帯魚を飼育するとき、初めての方は「小型の魚」から飼育する場合がほとんどだと思います。

その魚たちに、どのような餌を与えればいいか疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。

というのも、一言で「餌」といっても人工飼料や冷凍、生餌など様々な種類のものが目につくはずです。

その中から、どの餌を選ぶべきか、また複数の種類を与えるべきなのか、、、というように餌は数多く存在します。

ここでは、小型の熱帯魚の餌やりについてご説明していきますね。

 

小型熱帯魚の餌はメイン1種類で十分

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基本的に小型の熱帯魚を飼育する場合は、餌はメインとなる1種類があれば十分な場合がほとんどです。(※もちろん、例外もあります)

メインとなる餌は、どこのショップでも売っているような「人工飼料」が手軽でオススメです。

例えば、ネオンテトラやカージナルテトラなど、小型カラシン”専用”フレークタイプの人工飼料があります。

こういった専用の人工飼料には、ミネラルなど熱帯魚にとって必要不可欠な栄養素が豊富に含まれています。

なので、その1種類の餌だけを与えているだけで、熱帯魚は健康的に育ちますし、美しい色彩が引き出される効果もあるんです。

 

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画像の「テトラ社のフレークタイプ」や「ひかりフレーク」が有名どころでしょうか。

フレークタイプは手軽に与えることが出来ますし、手も汚さず、水質も汚れづらいので、メインとして与える餌としてオススメです。

 

水槽内に繁殖するコケやプランクトンも食べている

熱帯魚を飼育していると、水槽内にコケが生えてきますよね。

ガラス面にビッシリ発生するコケは、観賞価値を損なうので厄介な存在でもありますが、草食性の強い熱帯魚やエビ、貝類にとっては貴重なエサにもなります。

また、水槽内にはバクテリアが発生して自然界と同じような生態系が出来てこれば、プランクトン類も発生します。

特に水草を茂らせているような水槽では、微生物が大量に発生するので、これらも熱帯魚の餌となっています。

あまり意識することはないですが、実は知らないところ、見ていない時に熱帯魚たちは栄養源をしっかりと摂っていたりするんですね。

 

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混泳水槽の場合

混泳とは、複数の種類の熱帯魚を同じ水槽に入れて飼うことですね。

例えば、ネオンテトラと混泳させる場合は、同じ大きさくらい(3cm~5cm)で、混泳向き(性格が温和)なものを選ぶのが普通です。

一例として、僕の水槽ではネオンテトラの他に、プラティ、ゴールデンハニードワーフグラミーの熱帯魚を混泳させています。

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種類は違えど、与える餌はカラシン専用のフレークタイプのもの1種類で十分です。

他に、ヤマトヌマエビとオトシンも混泳させています。

水草を茂らせたレイアウトに、ヤマトヌマエビを10匹入れていますが、水草の枯れた部分やコケを中心に食べ、特にエビ専用の餌を与える必要はありません。

オトシンは3匹だけ入れていますが、このくらいだと専用の餌を与えなくても全然平気です。

ただ、オトシン系は複数入れる場合は、沈むタイプの餌を与えてやらないと餓死する恐れがあるので注意が必要です。

ヤマトヌマエビは、餌が足りなすぎると小さい熱帯魚を襲うことがあるので、これも注意が必要です。(水草が茂っていれば基本大丈夫)

ヤマトヌマエビの飼育方法|初心者でも飼いやすいけど実は水質悪化には非常に敏感な生き物

 

色んな餌を与えるのも熱帯魚飼育の楽しみ方の一つ

基本的に、餌はメインとなるものが1種類あれば十分といいましたが、熱帯魚を飼育する上で餌を与える時間は、楽しみの一つと考える人も多いでしょう。

水槽の近くに行くと寄ってくる愛らしい魚も多いですし、餌を投入すると気持ちがいいくらいバクバクと食べてくれたりします。

せっかく、多くの種類の餌が出回っているので、たまには違った種類の餌も食べさせてあげたいと思うのが飼い主の心情だと思います。

フレークタイプ以外でオススメといえば、冷凍の赤虫は栄養価が高くて、たまに与えるにはベストな餌といえます。

冷凍アカムシ(赤虫)は栄養豊富な餌!与えるメリットと注意点を知ろう

 

また、栄養価の高い生餌もお勧めです。

メジャーなものとしては、ブラインシュリンプというものがあります。

これは、卵の状態で購入してきて自分で孵化させて与えます。

1mmほどの小さい生餌なので、小型熱帯魚に与えるのに適していますし、生まれたばかりの稚魚に与える餌としてはコレしかないというくらい適した餌となります。

※ちなみに、孵化しないタイプもあるから購入時は良く確認してくださいね!

稚魚の成長が早くなる!栄養価MAXの生餌「ブラインシュリンプ」を孵化させて熱帯魚に与えてみよう!

 

さらには、複数の人工飼料をミックスするという方法もあります。

別に、一つ一つ与えればいいのでミックスしちゃう必要ないじゃんという声が聞こえてきそうですが。。。

お勧めは、人工飼料のフレークタイプと、プランクトンを乾燥させた人工飼料のミックスです。

両方とも栄養価に優れていますが、特にプランクトンを餌にしたものは食いつきが段違いで良く、初めて人工飼料に慣らすという意味でも、この2種類を混ぜて与えるのは理にかなった方法といえます。

まあ、餌にも色々とあるので、気になるものを見つけたら試しに与えてみるのもいいですよ!

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