小型の熱帯魚で人気のプラティは、卵胎生といって卵を産むのではなく、お腹の中で孵化させた稚魚を出産します。
そのため、非常に繁殖が容易で元気な1ペアを水槽内に入れておくと、瞬く間に増えていきます。
僕もミッキーマウスプラティを2ペア飼っていまして、最近になって増えすぎ注意ってくらい稚魚の数が多くなっているんですね。
では、プラティはどのくらい繁殖力が強いのかを実体験で書いていこうと思います。
プラティの繁殖力について
プラティは全体的に”ぷっくり”していて、普通に泳いでいるだけで可愛らしく見えます。
特に出産間近のメスは、お腹がはち切れそうなくらい”ぼってり”してきます。
プラティは、グッピーと同じように胎内で卵を孵化させて、稚魚の状態で生みます。
なので、産卵ではなく出産ということになりますね。
産卵間近のメスを隔離して稚魚を守ろう!
生まれたばかりの稚魚は小さく、他の魚や親にすら食べられる危険性があります。
そこで、稚魚が食べられるのを防ぐ為に「産卵ケース」や「サテライト」といったアイテムを使用すると、確実に多くの稚魚を獲得することが出来ます。
成熟したメスの出産する周期
プラティのメスは、出産してから1~2か月後に、また出産といった感じで出産を繰り返すんですね。
僕の水槽で飼っているプラティは、1カ月経たないうちに、また次を出産しました。
1度に生まれてくる稚魚の数は少ないときで10匹ほど、多いときで30匹ほどにもなります。
出産を繰り返すうちに、どんどん稚魚の数が増えてくる傾向にあるようです。
ある程度の大きさになるまで、産卵ケースなどで隔離して飼育し、食べられる心配のない大きさまで成長すると水槽内に放してやるといいでしょう。
僕の水槽では、3週間ほどで1cmを超えてきています。
出産直後から餌を食べるので、栄養価の高いブラインシュリンプ等を与えると成長が早いです。
産卵ケースから水槽内に解き放つ
水面にいる肌色のちっこい奴が、プラティの子供です。
生まれてから3週間ほどですが、体長は1cm~2cm近くのものまでいます。
餌を積極的に食べる強い個体は、非常に成長が早いです。
他の魚と混ざって餌を食べれるまでに成長してきました。
今はまだ小さいですが、これが全て親プラティを同じ大きさになると思うと、これ以上増えてもらっては少々困ったことになりそうです・・・。
気が付けば稚魚がいるという・・・
「これ以上増えると困る・・・」
と思っていたとき、なんとなく水槽内を見ていると、なんかちっちゃいのが泳いでいるんですが。。。
水草の間とかをよく見てみると、少なくても15匹は確認できました。
そういえば、腹パンだったメスがスマートになっていたので、まあ出産したんでしょうね。
このメスは、1回目の出産が7月25日で、この稚魚を確認したのは8月18日だったことから、1カ月も経たないうちに2回目を出産したことになります。
このペースだと発狂するほど増えちゃいそうです。
ちなみに、今回は産卵ケースの使用は無しです。
ですが、水草水槽では隠れる場所が多いため、かなり生存率が高そうです。
最初、産卵ケースで育てた稚魚が25匹くらいいるので、それと合わせると最低でも40匹以上いることになります。
こんな感じで、プラティは元気なペアをただ普通に飼育しているだけで、恐ろしいほど増えていくんですね。
1ペアから100匹超えとか普通に当たり前だったりします(汗
これが母親プラティです。
実に5cmほどにもなる、大型のプラティ(雌)と化しています。
プラティは、基本的に4cmほどまでしか成長しないので、こいつはかなりBIGサイズです。
尾びれの付け根のミッキーマウス模様が目立ちます。
1cmを超えた子供プラティです。
この大きさになると、親プラティを同じオレンジの発色が綺麗に出てきているのが分かります。
ミッキー模様は完全ではないですが、尾びれの付け根の上下に少しずつ現れてきているのが分かりますね。
あと、、、子供プラティでもお腹がボッテリしていて可愛らしいです(笑
まあ増えすぎてしまったのはしょうがないので、最後までしっかりと飼育していきます!
皆さんも、プラティを飼育していて増えすぎた場合は、最後までしっかりと面倒を見てやってくださいね!