マンマル体形でコロンとした姿が可愛らしい金魚で有名な「ピンポンパール」をご存知でしょうか?
その愛くるしい見た目から非常に人気が高く、この種をキッカケに熱帯魚or金魚に興味を持って、実際に飼育を始めたという方も非常に多いと聞きます。
ただ、ピンポンパールって「弱い」「飼育が難しい」という声も多く聞きます。
実際にピンポンパールには、個体によって丈夫だったり、逆に一般的に言われているような弱い個体も存在しているのは間違いありません。
では、この両者の違いは何なのかと言うと、ズバリ!「国産」か「国外産」です。
飼育のしやすさでいえば、国産のピンポンパールの方が圧倒的に丈夫で飼いやすいので、もし以前にピンポンパールの飼育に失敗したことのあるという方は、国産種でもう一度チャレンジして頂きたいというくらい違いがあります。
以下では、ピンポンパールの国産と国外産の違いなどについてご説明していこうと思います!
ピンポンパールってどんな魚?
ピンポンパールとは、名前の通り卓球で使用するピンポン玉のように丸く改良された金魚で、真珠のような独特なウロコを持つことから、この名前が由来しています。
普通の金魚同様に、尾びれの形状やカラーバリエーションが多くいのもピンポンパールの魅力です。
売られているピンポンパールは、ピンポン玉よりも全然小さいサイズが多いですが、成長するとピンポン玉サイズどころか、ソフトボール以上の大きさに成長する個体もいます。
こんなマンマル姿で可愛い金魚がデカくなるのを想像しただけでも成長が楽しみですよね(笑
いわゆるメタボ体形で、一生懸命に泳ぐ姿は見ていて飽きないものがあり、ピンポンパールの飼育がキッカケで金魚の魅力に引かれて、いろんな種の金魚を飼育するという方もいるくらいなんです。
一般的なピンポンパール
ピンポンパールは、一般的に「弱い一面がある」という表記を結構見かけます。
弱いと言われても何が・・・と思いますよね(汗
これは普通の金魚と比べてみると明白で、普通の金魚ってかなり丈夫で強い熱帯魚です。
屋外飼育ができて、低水温(氷の下でも生きられる)~高水温にも耐えられる強靭なカラダを持つ、、、金魚とはそれほど強い魚なんです。
一方で、ピンポンパールは、水温が30℃前後の高水温を好みます。
26℃前後でも飼育が出来ますが、それよりも水温が低下してしまうと体調を崩し、消化不良を起こして、金魚に多い「転覆病」にかかりやすくなるんですね。
転覆病とは、お腹が風船のように水面プカァ~状態になったり、上下逆さまにひっくり返ってしまう症状です。
※転覆病の原因は様々なので一概には言えませんが・・・。
また、寿命が短いとも言われることが多いです。
これは、ピンポンパールも金魚ですから、僕らにとって馴染み深い普通の金魚同様に飼育が出来るものだと思って、その個体に適さない環境で飼育してしまった方が多かったことから、そういわれるようになったのだと推測できます。
ですが、全く寿命が短いなんてことは無く、普通に5年以上は生きる魚です。
5年は短くないですよね!?
・・・と、このように飼育が難しいと言われるピンポンパールは、東南アジアで養殖された個体である場合がほとんどです。
というか、そう思って間違いないでしょう。
人気のあるピンポンパールは、東南アジアを中心に大量にブリードされた個体が入ってきます。
故に、僕らが知っている普通の金魚というよりかは、見た目は可愛い金魚でも、飼育環境は「熱帯魚」と同じように飼育しなくてはいけないんです。
ただ、大体の熱帯魚って水温が25℃前後を好むものが多いです。
ピンポンパールが好む水温は、さらに上となるので、上手に飼育するにはサーモスタッドといって水温を調節できるタイプのヒーターが不可欠となります。
逆にこの性質を理解して飼育していれば、何の問題もなく飼育が出来ます。
「国産」のピンポンパールは超オススメ!
ピンポンパールの人気により、日本国内の業者の中で、普通の金魚のように強いピンポンパールが作出されているんです!
ある業者の話によれば、こういった可愛い種類からでいいので、少しでも多くの方に金魚の魅力を知っていただきたいという思いもあるんだそうです。
中には、氷の下でも生きられるほど丈夫なピンポンパールも既に存在し、これだけでも国外に比べて圧倒的に飼育しやすいといえますよね!
もはや国内ブランドですね!
国内産の為、海外から輸入便で送られてくるときのストレスがかからないのが非常の大きく、国内ピンポンパールなら、状態の良い個体を容易に手に入れられます。
通販で購入するときは、出来るだけ早く受け取り、水合わせをした後にメイン水槽に入れてあげましょう!
既に飼育している水槽に、新たにピンポンパールを追加する場合は、病原菌を持ち込み全滅のリスクがあるので、導入前には必ず「トリートメント作業」が欠かせません。
が、国産だとここら辺の安心感も大きいです。
まあ、体形が体形なので、さすがに強い水流は苦手なので、ゆったりと泳げるような環境で飼育してあげるのが良いですね(笑
国内産のピンポンパールは、個体によって飼育環境が異なる場合があるので、販売元に確認を取るといいでしょう。
※適温や水質は確認を取りましょう。
ネットショップで購入するときは、飼育環境の表記を必ず確認し、不明な点は問い合わせてみましょう!
何にしても、東南アジアブリード個体に比べ、丈夫で飼育しやすいのが「国産」です。
昔、ピンポンパールを購入したけどすぐに死なせてしまった・・・、一般的に飼いずらいイメージがあるので、飼ってみたいけど手が出せない。。。
そんな方は、是非「国産」表記のあるピンポンパールをチェックしてみて下さい。
マンマルで可愛らしいピンポンパールを複数で泳がせると、可愛らしい癒しのある水槽が簡単に作れますよ!