水草レイアウトで後景用の水草といえば、太くしっかりとした茎を持ち背の高い品種のものをチョイスする人も多いはずです。
名前を挙げれば切りがありませんが、ロタラ、ルドウィジア、ハイグロ・ウィステリアなんかがパっと思い浮かびます(あくまで僕の中でですが・・・)
そういった背の高い水草って、購入したときはグニャ~っと茎が曲がったようになっていて、植えた時ちょっぴり「コレ本当に大丈夫なのか(泣」と不安になる事があります。
今回は、そんな有茎水草の性質や、曲がっている茎を真っすぐにする方法をご説明していきます。
有茎水草の曲がりについて
ご覧いただけるだろうか・・・。
岩の後ろでお辞儀をしている、いかにも元気がなさそうな姿の水草があるのを。。。
こうやって見てみると、結構、、かなり見た目が悪いですね(汗
アップにしてみると茎が不規則に曲がってしまっているのが確認できます。
ちなみに、この水草は「ロタラ ロトンディフォリア」という種類のもので、手前の岩を購入したときにプレゼントでついてきたもので、ちょうどソイルに植え込んだ直後に撮った画像です。
まあ、こういった種類の水草を植え込んだときは大体こんな感じで、特にネットショップで購入した場合は郵送時の時間を考えると、結構茎が曲がっていることが多いんですね。
こういった品種の水草を初めて扱う人からすると、ちょっと心配になるかもしれませんが、実は全く心配するに値しません!
それは、有茎水草の性質が解決してくれます。
有茎水草の曲がりは光を用いて直す
有茎水草は「光の方向に向かって伸びる」という性質があります。
早い話、植え込んで真上から照明を付ければ、後は勝手に真っすぐになってくれるのです。
では実際に画像でお見せします。
最初の画像では「お辞儀」をしているような姿が印象的でしたが、この画像では真っすぐ上に伸びて、見た目も良くなっていますよね。
ちなみに真っすぐになるまでにかかった時間は、たったの1日です。
恐らくは、半日もライトに照らされていれば、その方角へ向かって真っすぐ伸びるのではないでしょうか。
このことからも、光の影響をモロに受けやすい性質があるといえます。
植えてすぐは、茎が曲がって見た目が悪いかもしれませんが、半日~1日もあれば見違えるくらい良くなりますよ!
有茎水草の注意事項
有茎水草は光の影響を受けやすいということを上記でお伝えしました。
その習性を利用して、曲がっているものを真っすぐにできるという利点があるのは確かです。
ですが、外部から差し込む強い光には注意しなくてはいけません。
例えば、水槽を太陽光の当たるような場所へ設置している場合、その方角へ向かって傾いたりするので、水草レイアウトの見た目が崩れる恐れがあります。
真横から強い光が当たるような状況でも、光が当たっている水草はそっちの方向へと曲がってしまうことがあります。
とは言っても、真上に伸ばしていた水草が光を当てるだけで、たったの1日で傾いたり曲がったりするのは面白いですよね。
まあ、曲がったところで光を真上から当てれば修正することはできますが、いちいち向きを変えさせるのも可愛そうなので、照明関係は注意してあげたいところです。