熱帯魚の中でも人気の高い「プレコ」は、専門で飼育するマニアも多く存在し、多くの種類を集めるコレクターがいるほど根強い人気がある魚です。
一言でプレコって言っても、その種類はかなり多く存在します。
ここでは、見た目がとにかく「ユニーク(すぎる)」プレコをご紹介したいと思います。
そのプレコと言うのが、、、ミニブッシープレコという種類のものなのですが、皆さんはこの名前のプレコをご存知でしょうか?
何がユニークかって、、、初めてこのプレコを見た人を、思わず「キモッ・・・」と言わせてしまうような特徴すぎる顔面の持ち主(正確には頭部に生える”ヒゲ”です)なんですね!
見慣れれば案外可愛い奴で、いわゆる「キモ可愛い」プレコといえるでしょう。
ここでは、ミニブッシープレコの魅力や飼育方法、導入時の注意点についてご説明していきたいと思います。
ミニブッシープレコについて
ミニブッシープレコは、南米の広範囲に生息が確認されている熱帯魚です。
カラーは大きく分けて、ダーク(黒)、オレンジ(黄色)、アルビノの3種類が出回っています。
プレコって販売されている時は、かなり小さい幼魚が売られている場合が多々あります。
特に熱帯魚初心者では、何も気にしないで飼ってきたのはいいけど、超大型種で水槽に収まり切れなくなってしまった・・・なんて話も珍しくありません。
このミニブッシープレコは、名前に「ミニ」が付きますが、最大で15cmほどまで成長する中型の熱帯魚なんですね。
まあ、プレコの仲間としては小型サイズになります。
ただ、売られている時は3cm~4cmとかの小さい幼魚である場合が多いので、結構大きくなる魚だと分かったうえで導入する必要があります。
つまり、この「ミニ」というのは、小さいサイズで売られるために付けられたネーミングだと思っていいでしょう。
小型熱帯魚と混泳させるとき、小さい水槽に導入するときなんかは特にですね!
ミニブッシープレコに起こる変化
ミニブッシープレコは、顔面(頭部)、、、いや、正確には”口の周辺”に立派なヒゲを持つユニークな姿が人気?を呼んでいるんですね。
小さい幼魚の時は、他のプレコ同様に何ともない姿をしている可愛いやつなんです。
成長してくると次第にヒゲが発達してきます。
ヒゲが立派に発達するのはオスだけで、これはメスにモテる為であると言われているんですね・・・(汗
逆に、メス個体のヒゲはそれほど発達せずにスッキリしているのが特徴です。
ヒゲが立派に発達したその姿は、まさにクリーチャー怪魚なんじゃないかってくらいの姿で、人々は口を揃えてこういいます。。。
「キモすぎ・・・」と。
まあ、気持ちは分からなくもないです。
僕も最初に見た時は、まさにそう思いましたから(笑
でも、飼育していて見慣れると、全く普通に思えきますし、カッコいいという方もいるくらいです!
ヒゲの生やしたユニークな姿のプレコも珍しいので、プレコが好きな方、興味のある方には飼育して頂きたい種です!
ミニブッシープレコの立派なヒゲを見たい方!(微グロ注意)-google検索
ミニブッシープレコの飼育データ
- 体長:最大約15cm
- 水質:弱酸性~中性
- 水温:20℃~28℃
- 寿命:10年前後
- 参考価格:1匹あたり700円前後
ミニブッシープレコは、体長が最大で15cmほどにまで成長する中型の熱帯魚です。
「ミニ」という表記にだまされて「これは数センチにしかならない小型種だッ!」と思い込まないよう注意してくださいね(笑
とはいえ、プレコにしては小型種であることに間違いはないので、小型プレコをお探しの方には1つの候補となるでしょう。
性格が温和なプレコで、同サイズ程度の他の熱帯魚とは問題なく混泳が楽しめます。
ただ、ディスカスやエンゼルのような体表の面積が広い種類の熱帯魚は、舐められて弱ってしまう場合があるので混泳させない方が無難でしょう。
また、プレコを複数匹で飼育するときは、数に合わせて土管などの隠れ家を水槽内に設置してあげるといいでしょう。
ミニブッシープレコのコケ取り能力
プレコは、水槽内に発生するコケを綺麗に食べて掃除してくれることでも有名な熱帯魚です。
当然、ミニブッシープレコもコケ取り能力の高い熱帯魚です。
そもそもプレコは、草食性が非常に強い魚ですから、コケはプレコにとって最高のご馳走なんですね。
ガラス面、水草、砂利やソイル、とにかく水槽内に発生するコケを一生懸命食べてくれるので、コケ対策としても有効です。
ただ、柔らかい水草の葉は食害されてボロボロ穴だらけor綺麗に食べてしまう恐れがあります。
プレコを飼育する水槽に水草を入れる場合は、葉の硬い種類の水草が理想となります。
硬い葉の水草といえば「アヌビアス系」や「ミクロソリウム」あたりがオススメです!
プレコの飼育には流木が欠かせない!?
プレコって流木にピタリと張り付いているようなイメージのある魚で、流木に張り付いている時のプレコはとても絵になり、「これぞプレコ!」って感じです。
また、流木は隠れ家としても有効ですし、プレコの種類には流木を餌とするものもいるので、プレコの水槽に流木を入れるのは多くのメリットが得られるんですね。
観賞価値が高くなるって観点だけでも、流木を入れるメリットは絶大だといえます!
ミニブッシープレコの繁殖
ミニブッシープレコは、水槽内での繁殖が比較的容易なことで知られています。
上記でも書きましたが、オスはヒゲがとにかく発達してモジャモジャになるのに対し、メスはそれほどモジャらないことから、判別は容易なんですね。
卵は、流木の陰とか土管の中など、見えずらい場所に産卵します。
気が付いたら繁殖していたという事も珍しくないので、繁殖はそれほど難しくないといえます。
さいごに
ミニブッシープレコは、コイとかコリドラスのような、ちょこんとした可愛らしいヒゲではなく、字の如く「モジャモジャ」したヒゲを持つ珍しくユニークな、キモ可愛い系の熱帯魚なんですね(笑
小さい幼魚で売られている場合が多いので、その時はまだヒゲが無い、ごくごく普通のプレコの姿をしています。
飼育していくうちにヒゲが発達してくるので、その変化を楽しめる面白さがあります。
ヒゲの発達具合でオスメスの判別も容易なので、飼育に慣れてきたら繁殖にチャレンジするのもいいですね。