グッピーとプラティは混泳させて大丈夫!?オスがメスを追いかける理由と交雑の可能性

グッピー

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グッピーやプラティは、「卵胎生メダカ」といってお腹で卵を孵化させて稚魚の状態で”出産”する繁殖形態を持つ熱帯魚で有名です。

どちらも改良品種が多く作出され、ショップで見る美しい個体は、ほぼ全て人の手によって改良に改良を重ねて作られた改良品種だと思っていいです。

そこで気になるのが、見た目が異なるグッピーとプラティを混泳させたら、この両種の間に子供が生まれることがあるのか・・・つまり「交雑」するのか疑問に思ったことはないでしょうか。

また、発情したオスはメスをひっきりなしに追いかけまわす姿が見られ、水槽内が騒がしくなりますが、グッピーのメスをプラティのオスが追いかけまわす姿も見られます(逆もあり)。

なので、「もしかしたら交雑して全く異なる見た目の子が生まれるかも!?」と、期待したり、逆に不安になることもあるかもしれません。

という訳で、、、以下では、グッピーとプラティの混泳についてちょこっとご説明していこうと思います!

 

グッピーとプラティーの混泳について

優雅で大きな尾びれが魅力的なグッピーに、ぷっくりとした丸い姿が可愛らしいプラティ。。。

どちらもアクアリウムでは絶大な人気を誇る種で、飼育・繁殖がともに容易で、大人しい性格から他種との混泳魚としても最適なことで知られています。

グッピーもプラティも、卵胎生メダカという「メダカの仲間」で、良く見るとどこかしらメダカのような面影が見られます。

他にも卵胎生メダカには、モーリーやソードテールなど人気種の多いメダカとなっているんですね。

 

これらの熱帯魚(特にグッピーやプラティ)というのは、初心者でも容易に飼育が出来る、いわゆる「入門魚」として紹介されていることが多く、美しい色彩であるため、アクアリウム初心者が最初に飼育する熱帯魚で選ばれやすい魚たちです。

で、ある程度、飼育に慣れてきたら「色んな熱帯魚を混ぜて飼育したい!」と思うようになる人が多いことから、何かと他種と混泳させている方が多いはずです。

 

グッピーやプラティは、元気なオスとメスが水槽内にいれば気が付いたら稚魚がいた、、、というほど繁殖が容易なんですね。

なので、グッピーとプラティを混泳させた場合は、この2種の間に子供が出来るのか気になるところですよね!?

それについてちょこっと説明しますね!

 

グッピーとプラティは交雑する?

結論から言うと、グッピーとプラティが交雑することは限りなくゼロに近いんです。

ですが、中には「交雑した!」という方を聞いたことがありますので、100%無いのかといえば、そうでもないようですが・・・。

ただし、実際にその交雑した個体を確認したわけではないので、それが両種間に産まれた子供なのかは疑問に残るところでもあります。

 

・・・話を戻して、、、なぜ、グッピーとプラティは交雑する可能性が限りなくゼロなのかを説明します。

まず、グッピーやプラティって、一言で「卵胎生メダカ」と呼ばれていますが、そもそも属するグループが違う魚たちなんですね。

グッピーは「Poecilia(ポエキリア)属」の熱帯魚、プラティは「Xiphophorus(クシフォフォルス)属」の熱帯魚なんですね。

魚種は、この「属名」が同じ種であれば交雑することは普通にありますが、異なる属名の種とは交雑することはほぼありえません。

よって、グッピーとプラティを混泳させても、交雑することは無いと思っていいです。

 

ちなみに、、、同じ卵胎生メダカで、モーリーは「Poecilia(ポエキリア)属」、ソードテールは「Xiphophorus(クシフォフォルス)属」に属する熱帯魚です。

つまり、、、

  • グッピー×モーリー
  • プラティ×ソードテール

 

上記は同じ属名同時の熱帯魚ですので、この組み合わせだと水槽内で交雑して、親とは全く異なる見た目の子が誕生します。

交雑させたくないという方は、上記の組み合わせで混泳は避けるようにしましょう!

 

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オスがメスを追いかけまわす!?

グッピーや、プラティなどの卵胎生メダカは、発情したオスがメスを執拗に追いかけまわす姿が水槽内で見られます。

これは、抱卵したメスの卵に受精させるために、オスがゴノポジウムという生殖器(尻ビレのところにある尖ったやつ)を体内に入れて直接受精させるんですね。

上記では、グッピーとプラティは交雑する可能性が極めてゼロに近いと書きましたが、、、

  • グッピーのオスがプラティのメスを追いかけまわす
  • プラティのオスがグッピーのメスを追いかけまわす

 

上記のように、メスはどちらのオスからも追いかけまわされる(繁殖行動)ことが多いんですね。

では、オスが、交雑できないはずのメスを追いかけまわすのかと言うと、恐らくですが同じ卵胎生メダカであるために区別がつかずに繁殖行動を取っているのではないかと思われます。。。

 

まあ、「交雑しないからいいじゃないか!」と思うかもしれませんが、ちょっと困ったことにオスの割合が多いとメスは常に追いかけまわされて、見ていて可哀そうになることもあるんですね(汗

ご飯(餌)食べている時、休んでいる時もお構いなしに追いかけまわされる、、、「じゃあ水草を茂らせて隠れ家を作ってあげよう!」と思うかもしれませんが、グッピーの場合はメスの方が大きくなるため、メスが隠れる場所にオスは簡単に来れてしまうという・・・。

まあでも、なにも隠れ家が無いよりかは、水草レイアウトのように沢山の水草があるような水槽の方が追いかけまわされることも少ないはずなので良いですけどね(笑

追いかけまわされて、弱ってしまうというのはあまり聞いたことが無いので問題ないとは思いますが、あきらかに弱っている個体がいる場合は隔離するなどの対策が必要かもしれませんね。

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