ゴールド(金色)に輝く熱帯魚「ゴールデン・テトラ・ロドウェイ」の飼育方法と注意点

カラシン科

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熱帯魚には数えきれないほどの種類、そしてカラーバリエーションが存在しています。

一つの水槽の中に、複数の種類を混泳させて、多くの色彩を楽しむのもアクリウムの面白さの一つですよね。

ところで、皆さんは金色に光り輝く熱帯魚って見たことありますか?

熱帯魚の中には、「まさにゴールド!」ってくらい、金ピカに光り輝くド派手な魚が存在するんですね。

その魚とは、「ゴールデン・テトラ・ロドウェイ」という小型カラシン科の熱帯魚です!

全身が金色に包まれたゴージャスな魚で、水槽に複数で泳がせれば、これ以上ない高級感を演出できること間違いありません。

ここでは、ゴールデン・テトラ・ロドウェイの飼育方法や導入時の注意点などについてご説明していきたいと思います!

 

ゴールデン・テトラ・ロドウェイについて

ゴールデン・テトラ・ロドウェイは、ブラジルのアマゾン川支流に生息する他、ガイアナやフレンチギアナなど広く分布する小型カラシン科の熱帯魚です。

名前の通り、全身がキラッキラとゴールド(金色)に輝くゴージャスな姿をした熱帯魚なんですね!

「なんとなく金色っぽい」とか、そういうレベルじゃなく、まさに本物の金色をしているので、完全なるゴールドカラーを求める方にはうってつけの存在となります。

 

「何でこんな金ピカなの?」「改良品種?」と思う方も多いかもしれませんが、この金ピカボディは100%天然由来のものです。

天然ものではありますが、実はこの金ピカに光っているものの正体と言うのは、特殊なバクテリア(微生物)が付着して、金色に輝いているんですね。

つまり、、、微生物が魚の体表に付着(寄生)しているという事です。。。

まあ、微生物まみれの熱帯魚・・・ともいえるんですね(汗

 

ちなみに、ゴールデンとかプラチナ個体って他にも存在します。

ネオンテトラやカージナルテトラでも、繁殖をしていると希に銀色に輝く個体に出会えることがあります。

これも、特殊な微生物が付着することで普通とは違った輝きを持つようになるんですね。

 

基本的に、ゴールデン個体は大きく分けて2タイプあります。

1つ目が、本種の「ゴールデン・テトラ・ロドウェイ」で、名前にもあるようにヘミグラムス・ロドウェイが元になっています。

特徴としては、全身「金色(ゴールド)」で、尾ビレの付け根に赤色の発色が見られます。

 

2つ目が、「ゴールデン・テトラ・ブルーライン」といって、こちらは全身が「銀色(シルバー)」に輝き、体表にブルーやオレンジのラインが入るという特徴があります。

金色が好きなら「ロドウェイ」、銀色なら「ブルーライン」を選ぶといいですよ!

この2種を複数匹で混泳させても、キラッキラ光るゴージャスな水槽になりそうですね(笑

 

ゴールデンボディの弱点

ゴールデンタイプの、美しい輝きはバクテリアが付着することで、金とか銀色の発色を見せています。

しかし、長期間に渡って、このピカピカボディを維持するのは非常に難しいです。

というのも、付着しているバクテリアが徐々に落ちて、色褪せていくんですね。

長期間飼育をしていて、バクテリアが剥がれ落ちていけば、”本来”の地味な姿に戻るといった感じです。

とは言っても、そんなにすぐに色が落ちるという事は無いので、しばらくはピッカピカボディを十分に楽しむことが出来ます。

 

あと、魚病薬で薬浴させると、急激に体表のバクテリアが減少して、一気に色褪せることがあるので注意が必要です。

病気にかからないよう、ゴールデン・テトラ・ロドウェイの好む弱酸性の水質を維持し、できるだけ長くピッカピカボディを堪能しましょう!

 

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ゴールデン・テトラ・ロドウェイの飼育データ

  • 体長:4cm
  • 水温:20℃~25℃
  • 水質:弱酸性~中性
  • 寿命:3年~5年
  • 参考価格:1匹あたり300円前後

 

ゴールデン・テトラ・ロドウェイは、体長が最大で4cmほどの小型の熱帯魚です。

性格は温和な種なので、他の同サイズ程度で温和な種であれば問題なく混泳が楽しめます。

金色ボディの同種同士で、複数匹を群泳させても綺麗ですよ!

水質にもそれほど敏感な種ではないので、初心者でも容易に飼うことのできるゴージャスな熱帯魚です。

 

弱酸性での飼育が望ましい

ゴールデン・テトラ・ロドウェイの金ピカボディを保つためには、弱酸性の水質で飼育するのが望ましいといわれます。

水質を弱酸性に保つには、水質調整剤とか、水質を弱酸性に傾けるものを水槽内に入れるのが手っ取り早いです。

オススメは、低床にソイルと言う砂を利用することです!

水草レイアウトに使用するソイルとは?知れば知るほど使いたくなるソイルの特徴や効果

 

ソイルは、水草専用の低床とも言われるように、水質を弱酸性の軟水に傾けて水草に適した環境を作ってくれます。

この性質は、ゴールデン・テトラ・ロドウェイのような弱酸性を好む熱帯魚にとっても良い環境となります。

それに、これだけゴージャスな熱帯魚は、水草の緑が映えたレイアウトに導入した方が綺麗ですからね!

 

さいごに

全身が金色(ゴールド)に光り輝く珍しい熱帯魚のゴールデン・テトラ・ロドウェイ。

光沢があって、ここまで金色に輝く熱帯魚も他にはそういるものでは無いです。

小型種ですし、性格も温和なので、小さい水槽で飼育できて混泳も楽しめるのは嬉しいポイントですよね!

他の色の綺麗な熱帯魚と混泳させても綺麗だし、ゴールデン同士の混泳もド派手で、普通とはちょっと変わった風景が見られます。

とにかく、完全なる金ピカカラーの熱帯魚が欲しいという方には、ゴールデン・テトラ・ロドウェイはオススメです!

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