どっちがお勧め!?ガラス水槽とアクリル水槽の特徴や選び方|メリットとデメリットも!

アクアリウム日記

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熱帯魚を飼育する為の「水槽」といえば、アクアリウムを楽しむ上で必要不可欠な最重要アイテムですよね。

飼育する熱帯魚の種類や大きさ、どのくらいの数を飼育するのか、、、また、設置する場所の広さによっても選ぶ大きさが異なってくるかと思いますが、小型~大型まで実に多くのバリエーションが存在しています。

そして、水槽には大きく分けて、以下の2種類の素材があります。

「ガラス製」と「アクリル製」の2種類で、水槽選びは大きさ以外にも、その水槽の素材は何で出来ているのかもチェックするようにしましょう。

・・・とは言っても、「どっちがいいの!?」ってなりますよね。。。

という訳で、以下では、ガラス製とアクリル製の特徴(メリットやデメリットなど!)についてご説明していきますね!

 

ガラス製の水槽について

名前の通り素材がガラスで作られている「ガラス水槽」は、古くから水生生物を飼育するのに用いられており、アクリル水槽が普及しする前は、このガラス水槽一択というほど広く利用されています。

生活の中ではグラスや窓など、様々な所にも利用される、僕ら人間の生活の一部に無くてはならない存在でもありますよね!

 

ガラス水槽のメリット

ガラス水槽を使用するメリットといえば、ガラスは非常に硬度が高く、ちょっとやそっとのことでは傷が付きません。

そして、ガラスは透き通るような透明度を誇ります。

なので、傷が付きにくく透明度が高いというのがガラス水槽の最大のメリットとなります。

美しい熱帯魚をじっくりと観察する為には、ハッキリと見えるような透明度は欠かせませんよね!

 

また、ガラス水槽は年数がたっても、ほとんどガラス面が曇ったりしないので、購入した時の状態からほとんど変化が見られないのもメリットとして挙げられます。

窓ガラスにも使用される素材で、気温の変化にも強くガラス板そのものが歪んだりすることがないので、最初から最後まで「変わらぬ状態」を保つことのできる水槽なんですね!

 

さらに、昔から普及している水槽だけあって、既に様々な水槽のサイズが揃っています。

特にオーダーして特注しなくても、ガラス水槽であれば、今あるものの中から自分に合ったものを簡単に見つけ出すことが出来るんですね。

60cm水槽以下だと、価格も非常に安価なものが多いので、初心者が最初に選ぶ水槽としては「ガラス水槽」は是非オススメです!

 

ガラス水槽メリットまとめ

  • とにかく傷が付きにくい
  • 抜群の透明度
  • 既製品の中から自分に合ったサイズが見つかりやすい
  • 基本的に安価なものが多い

 

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ガラス水槽のデメリット

ガラス水槽のメリットに「傷が付きづらい」と上記で説明しましたが、その反面、衝撃には弱く割れやすい性質があります。

ガラスと言えば「パリンッ・・・」と、ボールなどが当たって割れるのを想像できるかと思います。

傷が付きにくい分、強度を超えるような衝撃を与えると簡単に割れるのが弱点なんですね。

また、パリンと割れると鋭利なガラス片が飛び散り、大変危険です。。。

 

例としては、大きな石を使ったレイアウト水槽で、、、あるとき地震が原因で、水槽内の石が倒れてしまい、水槽のガラス面にゴツンと直撃してヒビが入るってのは良くあるんです(汗

※一点集中直撃はマジで危険です・・・。

なので、水槽内に流木とか石など、オブジェクトを入れる場合は、倒れてもガラス面に当たらないよう配慮するか、そもそも倒れることの無いよう設置する必要があります。

 

また、安価な水槽ですと水槽の繋ぎ目に使用されている「シリコン素材」の劣化が早いです。

水槽の寿命があるとすれば、このシリコン樹脂が劣化して水漏れが起こったときで、大体の目安ですが、淡水で5年~6年、海水だと塩分による劣化が早く4年前後で交換する必要が出てきます。

中には、このシリコン樹脂の接着に工夫しているものがあり、10年以上使えるものもあります。

ただ、安価なものはシリコン樹脂の部分が薄く、5年以内にポタポタと水漏れしてくる場合があるので注意が必要となります。

 

ガラス水槽デメリットまとめ

  • 衝撃に弱く割れやすい
  • 割れるとガラス片が飛び散り危険なことも
  • 接着部分のシリコンが劣化しやすい(安価なもの)

 

アクリル製の水槽について

アクリルというのは、合成樹脂全般を指すもので、馴染み深いものでいえば「プラスチック」があり、このプラスチックの中にアクリルも含まれます。

 

アクリル水槽のメリット

アクリル製と言うのは、とにかく「丈夫が売り」で、水族館なんかの大型の水槽も、昔は強化ガラスが主流でしたが、今ではアクリル製が採用されていることがほとんどでしょう。

衝撃に強く、破損しにくいというのがアクリル水槽の最大のメリットなんですね。

仮に割れたとしても、ガラス水槽のように破片が飛び散るという事もほとんど無いので安全性が高いのも利点として挙げられます。

 

よく、「ガラス水槽の方が透明度が良い」などと言われていることが多いみたいですが、全然そんなことは無く、ガラス水槽と同等、いやそれ以上に透明度が高いのもアクリル水槽の魅力(メリット)となります。

壊れづらく、中のものが良く見えるため、ケースの素材としてもよく使われているんですね。

 

また、アクリル製は熱伝導率が低いため、ガラス水槽ほど外部から気温の影響を受けることはありません。

そのため、保温性に優れた性質があるというのもアクリル製水槽ならではの特徴となります。

ヒーターで高めた水温を外に逃がしにくいので、冬場は電気代節約に一役買ってくれるかもしれませんよ!

 

アクリル水槽メリットまとめ

  • 衝撃に強く、破損しにくい
  • 割れても破片が飛び散らない
  • 驚きの透明度
  • 保温性抜群

 

アクリル水槽のデメリット

アクリル水槽は、衝撃に強いけど、、、表面に傷がかなり付きやすいというのが最大のデメリットとなります。

傷が付きにくく衝撃に弱いガラス水槽とまるで逆の性質ですね・・・。

金属製などの硬いものでちょっと擦っただけでクッキリと跡が残ってしまうほど、、、まあ柔らかいんですね(汗

なので、水槽の表面に傷がつかないよう常に注意が必要と言えます。

 

ガラス水槽程、多く種類が出回っているということも無く、どうしても気に入ったサイズがなけばオーダーで作ってもらう必要があります。

・・・が、しかし、アクリル性は加工がしやすいので、サイズだけじゃなく様々な部分で自在にオーダーできるというメリットもあります!

 

あと、気を付けなくてはいけないのが、高温になる場所に設置すると変形することがあるんですね(汗

例えば、直射日光がガンガン当たる場所、超猛暑日で屋外放置とか。。。

アクリル製はガラス製に比べて高価なものが多いですし、仮にオーダーした水槽が変形してしまったら目も当てられませんよね(泣

 

アクリル水槽デメリットまとめ

  • 表面に傷が付きやすい
  • 高価なものが多い
  • 高温で変形する恐れアリ

 

ちなみに、アクリル水槽の寿命(接合部分の樹脂の寿命)は、淡水も海水も5年前後が大まかな目安となります。

ただ、オーダー水槽の場合はオプションで接合部分の樹脂を強化してもらえば、相当長く使用できますよ!

 

・・・で、どっちがいいのか??

上記では、ガラス水槽とアクリル水槽のメリットやデメリットを説明しました。

それぞれの特徴から、自分に合った方を選ぶといいでしょう。。。

 

・・・とはいっても、アクアリウム初心者の方であれば、早い話「どっちがオススメなの!?」ってココの部分だけ聞きたいという方も多いはずです。

これに関しては、あくまで僕の考えですが、小さいサイズであれば「ガラス水槽」、大型水槽では「アクリル水槽」がオススメです。

小さいサイズと言うのはどのくらいまでかと言うと、まあ60cm水槽まではガラス水槽がオススメです。

水草レイアウトであれば、小まめに手入れをしたりで、ハサミやピンセットなどを用いて作業したり、水槽に触れる機会が多いので、傷のつきにくいガラス水槽がオススメですよ!

 

逆に、大型魚を飼育する場合はそれ相応のサイズの水槽が必要です。

※90cm水槽や120cm水槽、、、それ以上です。

大型魚と言うのは、とても力強い為、衝撃に強いアクリル製が適しているといえます。

万一、割れた場合でも破片が飛び散らない分、お子さんがいるような家庭では安心してアクアリウムを楽しむことが出来ますからね!

 

どちらの水槽にもメリットデメリットが存在し、こればかりはどっちが良いという答えはありません。

飼育する熱帯魚の種類や環境に合わせて、「自分に合っている!」と思う方を選びましょう!

熱帯魚にハマって、水槽を増設する機会があれば、最初に購入した方と違うタイプを選んで、実際に使ってその性能を肌で実感してみるというもの、案外アクアリウムの一つの楽しみ方となるかもしれませんね(笑

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