虎(タイガー)のような縞々模様がカッコいい「フォーバーダトニオ」の飼育データと注意点

ダトニオの仲間

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中型~大型熱帯魚で非常に人気の高い熱帯魚に「ダトニオ」と言う種がいます。

アロワナやポリプテルス、ガーパイクの仲間なんかと混泳できるタンクメイトとしても良く導入される熱帯魚で、体高があって”とにかくカッコいい”見た目をしているんですね。

ダトニオといえば「本ダトニオ」呼ばれる、シャムタイガーが有名で人気種ですが、最近は希少種でなかなか手に入らなくなっています。

そこで、同じような見た目のダトニオである「フォーバーダトニオ」にスポットが当てられ、かなり注目されている種となりました。

フォーバーダトニオは、体長が最大で30cmほどと、この種の中では小型の方なので飼育しやすいというのも人気の理由となっています。

虎のような模様が美しく、体高のある迫力満点のフォーバーダトニオが悠々と泳ぐ姿は見ものです!

以下では、フォーバーダトニオの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきます。

 

フォーバーダトニオについて

フォーバーダトニオは、タイやカンボジアを流れるメコン川流域に生息する、ダトニオの仲間です。

虎(タイガー)を思わせるような色彩で、体高があり、ツンツンした背びれがカッコいい熱帯魚です。

 

フォーバーダトニオの黒の縞々模様の本数は決まっており、全部で6本入ります。

ただ、見やすい体表部分の4本だけを取って、「4バンドナンダス(ナンダスという魚にメチャ似てる!)」や、トラ模様に見立て「フォーバータイガー」などの名前でも流通しています。

本種は、ナンダスという種に非常によく似ていることから、以前は「偽ナンダス」なんて呼ばれている時期もあったんですね。

しかし、最近では人気種であるシャムタイガー(本ダトニオ)のレア度が急激に高まり、なかなか入手できないことから、それに似た本種に注目があつまり、ダトニオの中ではかなりの人気種となっています。

 

フォーバーダトニオの飼育データ

  • 体長:30cm
  • 水温:22℃~28℃
  • 水質:中性
  • 寿命:平均10年~15年ほど(20年以上、生きることもあります)
  • 参考価格:1匹あたり3000円前後(小さい個体)

 

フォーバーダトニオは、体長が最大で30cmほどまで成長する中型の熱帯魚です。

体長が30cmというと、ダトニオの仲間では最小クラスになります。

 

飼育上の注意と言えば、フォーバーダトニオを2匹以上で入れると、激しく喧嘩するので水槽内にはフォーバーダトニオ1匹が望ましいです。

ただ、小さいうちは複数匹を同じ水槽に入れても問題なく飼育できます。

成魚になると、傷がつくほどで、、、それこそ「闘い」や「大げんか」というレベルで争うこともあるので要注意です。

 

他種との混泳は問題なく出来ます。

大型魚の混泳にダトニオを導入する方は非常に多く、この体高のあるカッコいい姿はとても見ものです。

混泳する場合は、遊泳層の異なるアロワナ、ガーパイク系、ポリプテルスなどと相性が抜群です。

あまりにも体長差がある過ぎると問題ですが、同じくらいのサイズであれば、むしろ他種との混泳を楽しみながら飼育するのがお勧めです!

フォーバーダトニオは丈夫な熱帯魚なので、初心者でも容易に飼育することが出来る熱帯魚です。

 

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pH値の急激な低下に注意!

フォーバーダトニオは、中性前後の水質を好み、極端に弱酸性に傾くと上手く飼育が出来ない場合があります。

低pH値による体長の崩れの症状としては、目が濁る症状がみられるんですね。

もし仮に、そういった症状がみられる場合は一度、pH値を確かめるようにしましょう。

 

pH値の計測は、デジタル式のモノがお勧め!

デジタルの体温計のように、水槽の水に入れるだけで正確なpH値を「数値で表してくれる」優れものなんです。

 

フォーバーダトニオの餌について

フォーバーダトニオは、生餌や冷凍飼料を好んで食べる他、人工飼料にも餌付かせることが出来ます。

アロワナなどの大型魚専用に作られた嗜好性の高い人工飼料に餌付きやすいので、早めに人工飼料に慣らしておくのもいいですね!

ただ、人工飼料をあまり食べない個体もいるので、冷凍アカムシや冷凍ホワイトシュリンプなどはストックしておくようにしましょう。

特に、小さいうちは栄養価の高い冷凍アカムシはお勧めの餌になります。

大きくなったてから、人工飼料や小魚などの活餌に切り替えていくのでも全然大丈夫なので、最初は生餌or冷凍飼料を中心に与えるといいですよ!

冷凍アカムシ(赤虫)は栄養豊富な餌!与えるメリットと注意点を知ろう

 

さいごに

フォーバーダトニオは、この種の中では小型ではありますが、本来ダトニオは大型種の中では唯一、体高の高い熱帯魚であることから人気が非常に高いんですね。

本種は小型でも体高が高いため、他の大型魚よりも「長さ」で劣っても、「高さ」があるため目立ち、迫力のある姿が楽しめるはずです。

他の大型魚のタンクメイトとして導入するのも良いですし、長寿なのでフォーバーダトニオだけをペットフィッシュとして飼育するのも適した魚とえます。

アロワナなポリプテルスなんかの超有名魚と混泳させると、フォーバーダトニオの魅力も十分に引き立つので、他の大型魚との混泳は特にお勧めの熱帯魚です!

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