オトシン系に「ほうれん草」を与えると食べるのか!?草食性の強い熱帯魚にも有効

餌(エサ)に関して

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熱帯魚には、コケ掃除を得意(コケを食べるのが好き)とする「オトシン系」の魚がいます。

今では様々な種類がいますが、「オトシン・クルス」や「オトシン・ネグロ」があまりにも有名で、アクアリウムをやっている人なら聞いたことや見たことがあるはずです。

このオトシン系は、コケ類を主食としますが、水槽内にコケがなくなると餌問題が度々起こることも多々聞きます。

コケがなくなったときに何か与えなくては餓死する恐れがあるんですね。

そこで、オトシン系が好きと言われる「ホウレン草」を使って、非常食に相応しいか試してみました。

 

オトシン系の餌問題

水槽のガラス面にピタっと張り付く姿があまりにも印象的で、良く見ると愛嬌のある顔をした熱帯魚のオトシン。

草食性が非常に強く、コケを盛んに食べることから「コケの掃除屋」として数匹導入する人も多いはずです。

しかし、、、実際には、水質が安定していない時に発生する茶色いコケは良く食べるものの、緑色のコケは全く食べなかったり、人工飼料になかなか餌付かなかったりと困った一面も多いんですね(個体差がありますが。。。)

草食性が強いってことなので、野菜類なら喜んで食べてくれるかも!?

と、期待を込めてホウレン草を使って、どのくらい効果があるかやってみました。

ちなみに、僕の水槽で飼育しているのは「オトシン・ネグロ」です。

 

ホウレン草を使ってオトシンに餌付けしてみる

使用するのは、スーパーなどでごくごく普通に売っているホウレン草です。

野菜を使用するときの注意は、農薬が使用されているものは完全にNGです。

少しでも水槽内に農薬類を入れてしまうと、水質に敏感なエビ類は全滅する他、熱帯魚にとっても大打撃となります。

農薬が使用されていないものを選び、良く洗い、茹でてから与えるようにすると安全でしょう。

 

葉の柔らかい部分の方が食べやすいと思い、とりあえず茎の部分は取り除き、葉だけにしました。

 

これを鍋にぶち込んで、さっと沸騰させた後、冷水にさらして熱を下げます。

 

アクアリウム用品の「ベジタブルスティック」なる透明の串を用いて、茹でたホウレン草を無造作にぶっ刺し、これを水槽内に設置してしばらく観察をします。

 

予想はしていましたけど、真っ先に飛びついてきたのがコイツ、ヤマトヌマエビです。

以前、キュウリを使って餌付けをしたことがあるのですが、その時も凄かったんです。。。

オトシン系・ヌマエビ系に野菜(きゅうり)を与えてみると想像以上に凄い光景が見られる

 

僕の水槽では、10匹ほどのヤマトヌマエビを飼育していますが、ほぼ全てがホウレン草に集結しました。。。

 

そして、しばらくするとオトシン以外の熱帯魚がホウレン草に集まってきました。

オトシンどこに・・・。

 

そう思っていると、近くにオトシンが現れました!

この張り付く姿、、、オトシンを飼育している方なら良く見る光景ですよね(笑

オトシン系の熱帯魚は、とても大人しい性格なので、ヤマトヌマエビや他の熱帯魚が群がるホウレン草に近づけないでいるのかもしれません。。。

 

そうしているうちに子供のプラティが、ホウレン草をつついて食べ始めたのです。。。

 

そういえば、プラティって草食性が強い熱帯魚なんですよね。

これを見て、その草食性の強さを再認識しました。

 

ホウレン草は、たちまち穴だらけになって、繊維がむき出しになってきました。

柔らかい水草を入れると、良く食害される事があるって言いますけど、こんな感じになってしまうんでしょうかね。。。

 

ついに!

オトシンが動き出しました!

直接、ホウレン草に張り付いて食べるのではなく、他の熱帯魚が食い散らかして低床に落ちた細かなホウレン草をモグモグしていました。

これを見てちょっとホッとしました。

なぜなら、一応オトシンに食べてもらう用だったので(笑

 

他の個体も近づいてきて、ホウレン草の下で細かな破片を食べています。

やはり、熱帯魚が多すぎるとなかなか張り付いて食べることはないのかな。。。

でも、オトシンは間違いなくホウレン草を食べることが分かったので、まあ良しとします!

 

それにしても、、、プラティやばすぎ・・・。

 

もはやオトシンの為の餌付けではない。。。

まあ、、、草食性の強い熱帯魚にとっても非常食となり得るのでいいのかもしれません。

しかし、逆を言えばオトシンと、草食性の強い他の熱帯魚を混泳させているような水槽では、他の熱帯魚が我先にと食べてしまうことが多いかもしれませんね。

なので、出来れば早い段階で人工飼料を餌付けさせる必要もありそうです。

まあ、「餌問題」というくらいですから、これら全て含めて色々と問題があるということなんですね。

 

ちなみに、オトシンの餌付けは本当に個体差があるように思います。

すぐに人工飼料のタブレットに張り付くものもいれば、全く食べないで餓死・・・なんてことも。

餌として認識するかどうかが鍵で、購入する前にもともと人工飼料で餌付けされている個体を導入するのも手です。

 

まとめ

  • オトシンにホウレン草を与えるのは有効
  • ただし、草食性の強い他の熱帯魚と混泳させている場合、他の熱帯魚がちょっとウザいかも

以上。

 

人工飼料にも、植物性の強い餌があったり、ホウレンソウも餌として販売されているので、色々と試してみるのも面白いかもしれませんね!

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