黄金色に輝く熱帯魚「コリドラス・イルミネータス」は色彩も豊富!飼育方法と注意点も!

コリドラスの仲間

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水槽内の低層をチョコチョコと動き回るコリドラスは、熱帯魚の中でもかなりの人気を誇る種です。

一言でコリドラスといえど、その種類はなんと100種類もいるんだそうですね。。。(汗

市場に多く出回る種でもかなり多く存在しますが、その中で「金色に輝く」コリドラスって見たことがありますか?

体色が金色に輝き、この種の中でも”色彩”が最も美しいのが「コリドラス・イルミネータス」がその一つといって間違いないでしょう。

コリドラス・イルミネータスの色彩があまりにも美しく、これを見てコリドラスを飼育し始めたという方も少なくありません。

低層を綺麗に彩るような熱帯魚、金色の熱帯魚が欲しいという方にも是非お勧めのコリドラスです!

ここでは、コリドラス・イルミネータスの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきますね。

 

コリドラス・イルミネータスについて

コリドラス・イルミネータスは、ペルーに生息するコリドラスの仲間です。

色彩が地味なものが多いコリドラスの中では、珍しく”派手”な色彩を持つ種類と言えます。

体の中央は黒っぽく、お腹は主に黄色や金色(っぽく見える)で、背中には光沢のあるメタリックの輝きが走ります。

特に背中に走るメタリックのラインの輝きは強く、光が反射して美しい色彩が見られますよ!

このメタリックのラインの輝きにはいくつか種類があって、代表的なのは金色、他には青色や緑色、オレンジや赤色までタイプが存在します。

タイプは名前の後ろに表記されていることが多く、例えば金色タイプであれば「コリドラス・イルミネータス・ゴールド」といった感じで、すぐにどのタイプなのか分かるようになっているはずです。

他のコリドラスには無い、あまりに美しすぎるメタリックのラインは、最初は人工的に着色されてるんじゃないかって思われていた時期もあったんですね。

しかも、金色以外にも多々バリエーションが存在するので、人工着色が疑われるのは無理もないように思います。。。

でも実際は、地理的変異が原因であると突きとめ、場所ごとに同じカラーバリエーションが採取されることが分かりました。

 

コリドラス・イルミネータスの飼育データ

  • 体長:6cm
  • 水質:弱酸性~中性
  • 水温:22℃~27℃
  • 寿命:5年前後
  • 参考価格:1匹あたり2000円前後

 

コリドラス・イルミネータスは、体長が最大で6cmほどの小型の熱帯魚です。

性格は非常に温和で大人しく、他の熱帯魚との混泳に向いた種だと言えます。

水質に敏感な所があるので、少々飼育が難しいコリドラスと言われています。

 

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コリドラス・イルミネータスは水質に敏感な熱帯魚!

コリドラス・イルミネータスは水質に少々うるさい面があるんですね。

特に気を付けることとしては、導入初期の水質の変化です。

まずは、購入してきてからは水質と水温を合わせてあげる「水合わせ」をじっくり時間をかけて行うのが望ましいでしょう。

熱帯魚を水槽に入れる前に!水合わせの基本で王道「点滴法」に必要な道具とやり方

 

水質を保つ方法

水質にうるさい熱帯魚は、一定の水質を保つ必要があります。

コリドラス・イルミネータスの場合は、弱酸性を好む熱帯魚なので、水槽内を弱酸性にするものを使用する方法がお勧めです。

例えば、低床に使用するソイルは水質を強制的に弱酸性にします。

水草レイアウトに使用するソイルとは?知れば知るほど使いたくなるソイルの特徴や効果

 

ただ、粒の大きなソイルはゴミが間に入り込みやすいので、出来るだけ細かなタイプのソイルを使用するのが良いでしょう。

と言うのも、コリドラスって口を低床に突っ込んで餌を探しますが、、、低床が汚れたままになっていると、口やヒゲが溶けたようになる特有の病気にかかってしまうことがあるんですね。

なので、低床は常に清潔にするよう心掛けるようにしなくてはいけません。

・・・低床の掃除はプロホースがあれば超簡単にゴミ掃除が出来るので、持っておいて絶対に損は無いですよ!

ソイルや砂利に入り込んだ糞やゴミだけをピンポイントで取り除く便利な掃除アイテムを使ってみよう!

 

水質を一時的に弱酸性にするアイテム

水質を意図的に弱酸性へと傾ける。。。

そんな、便利なアイテムもあります。

ヤシャブシの実で生息地に似たブラックウォーターを作り「ベタ」に適した水質を簡単に再現できる!

「マジックリーフ」で超簡単に弱酸性の軟水が作れる!|産卵誘発の効果やエビ・オトシンの非常食にも有効

 

普通に飼育している分には、基本的には水質がアルカリ性へと傾くってことは無いと思いますが。。。

ただ、逆に水質を弱アルカリ性へと傾けるものもあります。

代表的なものと言えば「サンゴ砂」です。

これ以外にも、レイアウトで使用する石もミネラル分が溶けてアルカリ性へと傾くことがありますが、気にするようなものでも無いかもしれません。。。

ただ、サンゴ砂の使用は確実に水質をアルカリ性へと傾かせるので、使わないようにしましょう!

熱帯魚水槽で使用する「サンゴ礁の砂」にはpH値を弱アルカリ性にする効果がある!?

 

コリドラス・イルミネータスの繁殖について

コリドラス・イルミネータスは、水槽内での繁殖を十分狙える熱帯魚です。

まず、コリドラスと言う魚ですが、ブリード個体とワイルド個体では、性成熟までにかなりの差があることで知られています。

養殖されたブリード個体では、わずか1年足らずで繁殖が可能になるのに対し、現地採取であるワイルド個体では、数年(5年近くかかることもあるといわれる)かかるんですね。

なので、繁殖を狙うのであればブリード個体を飼育するのが現実的と言えます。

コリドラス・イルミネータスは、ブリード個体も多く出回っているので、繁殖が狙いやすいコリドラスと言えますね!

 

で、、、コリドラスの繁殖を狙う場合はメスの割合が多い方が成功しやすいと言われます。

オスとメスの判別方法は、成熟した個体の尻ビレの形状で判断できます(オス:腹ビレ尖(とが)ってる!メス:腹ビレ扇形ッ!)が、なかなか割合とか揃えるの難しいと思うので、最初に複数匹で飼育して、割合とか運任せ、、、ってのが現実的かと。。。

産卵前にはオスがメスを追いかける行動が見られ、水槽内のコリドラスが異様に騒がしい感じになります。

産卵はTポジションと言って、オスのお腹にメスが口を当てて「Tの字」に見える面白い繁殖行動が見られます。

卵は粘着性があって、水槽のガラス面とか水草の葉などに産み付けるんですが、親がや他の魚に食べられる恐れがあるので、見つけ次第回収を!

孵化したての稚魚は、お腹の栄養分(ヨークサックってやつ)で生きられ、それを全て吸収して動き出したらブラインシュリンプを与えるといいでしょう。

稚魚の成長が早くなる!栄養価MAXの生餌「ブラインシュリンプ」を孵化させて熱帯魚に与えてみよう!

 

さいごに

コリドラス・イルミネータスは、基本色は金!って感じですが、背中に走るメタリックのラインが美しく、そのラインの色も多くのカラーバリエーションが存在する、派手系コリドラスです。

どのカラーが一番レアなのか分かりませんが、多くの色彩を揃えるのも面白そうですね!

飼育はちょっぴり難しい方のコリドラスとなりますが、水質の変化に気を付ければ、基本的にそれほど難しいという訳ではありません。

繁殖も十分狙えるコリドラスなので、飼育に慣れてきたら、黄金に輝くコリを増やしてみたいものですよね!?

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