カラーバリエーション豊富なエビ「チェリーシュリンプ」を色別にご紹介!飼い方や繁殖方法も!

シュリンプ(エビ類)

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水槽内に発生する厄介なコケを掃除してくれる生体といえば、エビ類がいます。

その中でも、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビは、コケ取り目的でよく導入される種類といえます。

他にも、小さめのクリスタルレッドシュリンプといったビーシュリンプは、鑑賞目的で飼われることが多いでしょう。

エビ類は、コケ取り目的だけじゃなく鑑賞目的でも人気があるんですね。

そこで、是非ご紹介したいエビがいます。

チェリーシュリンプといって、鮮やかなカラーバリエーションが魅力的なエビで、コケ取り、鑑賞の両方で活躍してくれること間違いなしです。

 

チェリーシュリンプについて

チェリーシュリンプは、ミナミヌマエビの改良品種であるとされています。

というのも、チェリーシュリンプはいつ頃に誕生したか等の詳しい情報が無く、その歴史は謎に包まれているんですね。

ミナミヌマエビの亜種である、シナヌマエビの突然変異個体である等、色々な説があるようです。

まあ、ミナミヌマエビのカラフルバージョンと思っていいかもしれません。

その魅力的なカラーに惹かれる人は多く、瞬く間に人気が出ました。

ミナミヌマエビのようにある程度の大きさがあるので、コケ取り能力があり、その色彩は観賞用としても楽しめます。

美しいエビであるにも関わらず、非常に価格が安価で手に入りやすくなっています。

 

チェリーシュリンプの飼育データ

  • 体長:3cm~4cm
  • 水質:弱酸性~弱アルカリ性(弱酸性が適している)
  • 水温:15℃~27℃
  • 寿命:1年~2年程度

体長が最大で3cmほどの小さなエビですが、そのカラフルな色彩は水草レイアウトに非常によく合います。

幅広い水質、水温に対応できるため飼育が非常に簡単です。

ただし、エビ類全般的にいえることなのですが、高水温には弱いので注意が必要です。

どちらかというと、22℃~23℃くらいの低水温を好むので、急激に水温が上がってしまう夏場には水温上昇を防ぐ対策が必要となります。

寿命は1年程度と短いですが、繁殖が非常に簡単なので、繁殖によって種を繋ぐことができます。

 

チェリーシュリンプの魅力的カラー!

以下では、チェリーシュリンプをカラー別にご紹介いたします。

好きなカラーのチェリーシュリンプを水槽に導入するのもいいし、複数のカラーをまとめて導入しても水槽内がカラフルになって見ていて面白いですよ!

 

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レッドチェリーシュリンプ

レッドタイプは、チェリーシュリンプの定番中の定番色とされます。

赤味が強く出ているので、どこにいてもすぐに見つけ出せそうですね。

 

オレンジチェリーシュリンプ

透き通るようなオレンジ色の色彩が美しいチェリーシュリンプです。

こういったクリアな体色は、高級感があって水草水槽にも良く映えて綺麗ですね。

 

イエローチェリーシュリンプ

「こんなに黄色い生き物がいていいのか?」ってくらい、とにかく黄色いチェリーシュリンプです。

熱帯魚を含めて、ここまで黄色い生き物は珍しいです。

水草の緑色と非常によく合うカラーなので、水草レイアウトに数匹入れておくと綺麗ですよ。

 

ブルーチェリーシュリンプ

透明度のある涼しげのブルーが美しいチェリーシュリンプです。

青色のエビも珍しいので、水槽内に入れておくと注目度UP間違いなしかも!?

 

チェリーシュリンプは繁殖が容易

チェリーシュリンプは、ミナミヌマエビ同様に水槽内繁殖が非常に簡単です。

抱卵した卵の色は個体によって異なるという特徴があって、緑色か鮮やかな黄色の卵の色が確認されています。

卵の孵化には、およそ2週間~3週間ほどかかり、孵化した稚エビはとても小さく、肉眼でギリギリ確認できるか。。。というほど小さいです。

成長していくうちに、だんだんと確認できるようになってきます。

なので、隠れ家となる水草や流木などの設置は必要不可欠となります。

オスとメスの判別ですが、基本的にオスはメスに比べて色の発色が弱いです。

つまり、色褪せたような感じの個体がオスである可能性が高いということです。

繁殖を簡単に成功させるには、オス1匹に対してメス3匹の割合で水槽内に入れておくと、あとは自然繁殖してどんどん増えていきます。

ショップで購入するときに、発色が強く出ている綺麗な個体はメスである可能性が高いです。

繁殖にチャレンジする場合は、そういった個体ばかり選ぶとメスだらけになってしまうかもしれないので注意してくださいね!

カラー別でも交雑させることは可能です。

生まれてくる色は未知数とされていますが、交雑を重ねると次第に色に特徴のない透明のミナミヌマエビのような感じに戻ってしまうというデータもあります。

繁殖を狙うなら、お気に入りのカラー1色に絞った方が良いかもしれませんね。

 

餌と発色の関係

チェリーシュリンプのようなエビ類はコケ類を好んで食べてくれます。

なので、ウィローモスのような水草を入れておけば、自然に発生するコケや微生物を食べるので、特に餌を与えなくても生きていけるのです。

チェリーシュリンプは、水草の葉を食害することなく葉に発生したコケのみを食べてくれるので、コケ取りとしては優秀な生体といえます。

ただし、チェリーシュリンプの魅力的な発色を維持するには、栄養素の補給が欠かせないといいます。

基本的に餌を与えなくても問題なく生きていけますが、たまには人工飼料や赤虫などの餌を与えてやるといいかもしれませんね。

 

最後に

チェリーシュリンプは、ミナミヌマエビの突然変異とされている種類なので、基本的に飼い方や繁殖方法はミナミヌマエビと同様となります。

透明なミナミヌマエビも十分キレイですが、色付きのエビを泳がして水槽内を色とりどりにしたという場合は、チェリーシュリンプは是非お勧めです。

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