熱帯魚界の蝶(チョウ)的存在!?「バタフライ・レインボー」の飼育や繁殖方法・注意点

バタフライ・レインボー

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蝶のようにパタパタと優雅に水槽内を泳ぐ、まさに熱帯魚界の蝶「バタフライ・レインボー」という魚を皆さんはご存知でしょうか!?

小さな熱帯魚ですが、なんと全てのヒレが伸長し見た目がゴージャスそのもので、飼い込むほどに色彩が美しくなる魅力あふれる存在なんですね。

小型の水槽でも飼育が可能で、上手に飼育すれば繁殖も容易にできて増やすことも可能です。

比較的、小さな水槽で熱帯魚を飼育したいという方が選ぶ熱帯魚としてもお勧めですよ!

ここでは、バタフライ・レインボーの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきたいと思います。

 

バタフライ・レインボーについて

バタフライ・レインボーは、オーストラリア北部やニューギニア南部に生息が確認されているレインボーフィッシュの仲間です。

厳密には、シュードムギル属(pseudomugil)に属する熱帯魚で、これに属する他の熱帯魚同様に、目が青く、各ヒレが発達するという特徴を持っています。

 

バタプライ・レインボーの特徴としては、やはり優雅で大きなヒレですよね!

カラダの割に大きなヒレがとても見ごたえがあります。

ちなみに、背びれと尻ビレが伸長するのはオスだけの特徴で、メスはオス程にヒレが大きくはなりません。

見ていて面白いのが、、、エラ付近にある胸ビレの上だけが色付いていて、小っちゃい手でパタパタさせているような姿がとても目立ってメチャクチャ可愛らしいです(笑

この胸ビレは、ハチェットフィッシュに似たような感じで、なんとも愛嬌たっぷりの姿が見られるんですね。

 

そして、各ヒレがバサッと広げたように大きく、まるで蝶が水槽内を舞っているかのように見えることから、この名前が由来しているんですね。

「ヒレ」に魅力がある熱帯魚と言えば「ベタ」があまりにも有名ですが、バタフライ・レインボーは、それとはまた違った魅力を持った熱帯魚です。

そして、飼い込んでいくうちに段々と体色の色彩が綺麗になっていくので、飼育していくうちに「鮮やかな蝶」になっていくでしょう!

 

バタフライ・レインボーの飼育データ

  • 体長:4cm
  • 水質:中性~弱アルカリ性
  • 水温:20℃~27℃
  • 寿命:2年~3年
  • 参考価格:1匹あたり150円ほど

 

バタフライ・レインボーは、体長が約4cmの小型の熱帯魚です。

性格は温和なので、混泳に適した熱帯魚だといえます。

混泳させるときは、同サイズ程度で性格が温和な種類であれば、問題なく飼育が出来ます。

繁殖が容易なので、水槽内繁殖を楽しむことも可能です。

 

習性としては、1匹、2匹という少ない数より、複数で群れを作る傾向があります。

なので、5匹、10匹、それ以上と群泳させてあげるのが好ましいといえます。

 

また、口がとても小さいので、餌は口に入る大きさに細かく砕いてから与えるのが良いでしょう。

餌のメインはフレークタイプの人工飼料があれば十分です。

たまには、ブラインシュリンプなどの生餌を与えると喜んで食べてくれるでしょう。

 

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水質は中性前後を好む!

バタフライ・レインボーは、中性から弱アルカリ性の水質を好む傾向にありますが、実際のところは中性前後の水質を保てば容易に飼育が可能です。

低床にソイル使用したり、流木を入れたり、水草育成のため二酸化炭素を添加したりすると、基本的に水質は嫌でも弱酸性に傾きます。

ですが、極端に酸性に傾くようなことが無い限りあまり水質は気にする必要もありません。

※pH値は6.0~7.5までなら問題なく飼育が出来るのを確認しています。

そもそもバタフライ・レインボーは、とても飼育のしやすい熱帯魚なので、幅広い順応性を見せるほど丈夫なんですね。

美しい小型の熱帯魚は、水草レイアウトで泳がせることでその色彩が引き立ち、美しい姿を最大限に見られるので、水草をいっぱい植えまくった水槽で飼うのがオススメです!

 

バタフライ・レインボーの繁殖

バタフライ・レインボーは、水槽内での繁殖が容易なので是非、チャレンジして頂きたいです!

というか、気づいたら繁殖しているかも。。。と言うほど容易です(笑

繁殖を確実に成功させて、数を増やしたいという場合は「単一」での飼育がベストとなります。

他の熱帯魚との混泳水槽だと、産み付けられた卵、そして稚魚が食べられてしまう恐れが高くなるからです。

成熟すると、オスは背びれと尻ビレが伸長して、一段と見ごたえup!となるので雄雌の判別は容易に出来ます。

卵は粘着性があり、低床に産み付けられることが多いので、ウィローモスを敷き詰めて産卵床として使うのがオススメです。

メス1匹あたり、1回の産卵数がかなり少ない(3個前後・・・)ので、ある程度まとまった数のメスがいた方が良いかもしれません。

例としては、オス1匹に対しメス3匹、出来ればオス3匹に対しメス9匹ほどと言った感じで、メスの割合を多くすることである程度の数の卵を獲得できるでしょう!

 

・・・ちなみに、水温25℃くらいで、卵の孵化には20日前後かかります。

結構長いですよね、、、なので、出来るだけ卵を多く獲得しておきたいものです。

孵化したばかりの稚魚は、かなり小さくブラインシュリンプすら口に入らないほどなので、インフゾリアとか、人工飼料を粉末状にした餌が必要です。

ある程度、成長したら栄養豊富なブラインシュリンプを与えるといいですね!

稚魚の成長が早くなる!栄養価MAXの生餌「ブラインシュリンプ」を孵化させて熱帯魚に与えてみよう!

 

3ヶ月も経てば、成魚にまで成長する、とても成長速度の速い熱帯魚なんです。

 

さいごに

バタフライ・レインボーは、蝶のように美しい姿を水槽内で見られる、ゴージャスな熱帯魚なんですね!

飼い込むことで体色の鮮やかさがアップして見ごたえ抜群になるので、飼育するのが楽しくなる熱帯魚ですが、繁殖も容易なので、「飼育+繁殖」ともに楽しめるのはいい所ですよね!

蝶のように優雅で綺麗な小型の熱帯魚をお探しの方は、バタフライ・レインボーがオススメです!

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