アフリカン・ランプアイという名前の熱帯魚をご存知でしょうか。
名前の通り、目に特徴がある魚で、その目の色彩は鮮やかなネオンブルー色の輝きが見られます。
アクアリストの中ではメジャーな存在ですが、古くから入門魚としても紹介されている丈夫な熱帯魚なので、これからアクアリウムを始める方にも非常にオススメの一種です。
ここでは、アフリカン・ランプアイの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきます。
目次
アフリカン・ランプアイについて
アフリカン・ランプアイは、アフリカやナイジェリア、カメルーンに生息するメダカの仲間です。
よく見るとメダカを小さくしたような姿をしていることが分かります。
体表は地味と言われがちですが、薄っすら青色っぽく清涼感のある感じで、何といっても青く輝く目が美しいです。
※目の中央から上方にかけて、ネオンブルーに輝きます。
流木の茶色、水草の緑、他の美しい熱帯魚との混泳など、なんでもよく映えて綺麗です。
水槽内を暗めにすると、目の輝きがさらに増して見えますし、青色ライトだけ照らしても独特な美しさが楽しめます。
多ければ多いほど美しく、ネオンブルーが多数輝く光景は息をのむほどの美しさがあります。
アフリカン・ランプアイの飼育データ
- 体長:3cm~3.5cm
- 水質:弱酸性~中性
- 水温:23℃~27℃
- 寿命:3年ほど
アフリカン・ランプアイは、体長が最大でも3cmほどの超小型の熱帯魚です。
性格が温和で大人しい為、混泳魚としても最適なのですが、アフリカン・ランプアイ自体が非常に小さいので、あまり大きな種類の魚との混泳は避けるようにしましょう。
導入時の注意
アフリカン・ランプアイは水質の変化に神経質な面があります。
水質の変化といえば、導入時には要注意ですよね。
購入してきた熱帯魚をそのままドボンと、水槽内に入れてしまうと、水温と水質の急変かでショック症状を引き起こし、最悪の場合は死んでしまうこともあります。
そうしない為に、必ず「水合わせ」をしっかりと行うようにしましょう。
アフリカン・ランプアイ混泳
アフリカン・ランプアイは、水面付近の上層を泳ぐことの多い熱帯魚です。
混泳させるときは、中層を泳ぐネオンテトラやカージナルテトラ、低層を泳ぐコリドラス系などを導入すると、全体的に賑やかな水槽を作り出すことが出来ます。
特に小型のカラシンとは相性が良いいです。
カラシン科には美しい色彩のものが多いですから、色んなカラーバリエーションの熱帯魚と混泳させるのもいいですね。
アフリカン・ランプアイの体色は落ち着いた色彩なので、派手は色彩の熱帯魚を飼育している水槽に導入すれば色のアクセントとしても有効です。
アフリカン・ランプアイの繁殖は容易
アフリカン・ランプアイは、気が付いたら稚魚がいるというくらい、水槽内での繁殖が容易な種類で知られています。
よく見る卵生のメダカと同じように、成熟するとオスがメスを追いかける姿が良く見られるようになってきます。
卵は粘着性があり、水草の茎や葉の部分に産み付けられます。
小さい卵は、親や他の魚に食べられてしまうことがあるので、確実に増やしたい場合は、卵は見つけ次第、回収するようにします。
メダカの代名詞ともいえるカボンバを茂らせた水槽で飼育~繁殖を楽しむのも面白そうですね。
アフリカン・ランプアイは産卵期になると綺麗になる!?
アフリカン・ランプアイが繁殖期に入って性成熟すると、各ヒレが黄色に染まり、さらにオス限定ではありますが、ヒレの長さが伸びて一段と綺麗な姿になるんですね。
輝くような青い目がとても綺麗ですが、成長すればさらに美しい姿を見せてくれる熱帯魚なのです。
さいごに
体色は一見地味ですが、目のごく一部分が輝くだけで、ここまで美しく見えるものなんですね。
全体的に美しい熱帯魚は当然ながら魅力ですが、アフリカン・ランプアイのように一部分に美しさが特化した熱帯魚も魅力的ですよね。
アフリカン・ランプアイを複数匹いれると、ネオンブルーが多数輝きを見せてくれるので鑑賞性が高く、美しい水槽を作り出すことが出来るんですね。
繁殖を狙うなら単独飼育が望ましいといえますが、混泳魚としても最適なので、幅広い飼育が楽しめるのもアフリカン・ランプアイのいい点だといえます。