熱帯魚水槽ではエアーポンプといって、水槽内に空気を送り込む装置があります。
実際に使用している方も多いのではないでしょうか。
この手の装置は、昔からあるので種類が豊富にありますよね。
このエアーポンプ、使ってみて分かるのですが、音が気になりませんか?(汗
特に夜寝ている時とか、ブー・・・って小刻みな振動音が気になって眠れないという経験をされた方もいるかもしれません。
出来れば、この音を限りなく無くしたいですよね!
ここでは、エアーポンプを常時使用する方への音対策についてご説明していきます。
エアーポンプの音対策について
エアーポンプは、熱帯魚水槽に空気を送り込む為の装置で、良く金魚の水槽とかにある「ブクブク」とセットで使用します。
コンパクトで場所も取らないので取り扱いが便利なのですが、スイッチを入れたら切るまで永遠に小刻みに振動し、その音がかなり気になるはずです。
テレビとか音楽を聴いている時なら全く気にもならないでしょうが、問題は寝る時です!
僕もエアーポンプの音が気になり、耐えきれずにスイッチを切ってしまうことが多々ありました(汗
では、スイッチを切らずに音を和らげる方法はあるのでしょうか。。。
騒音の種類チェック!
エアーポンプの場合、音の出どころは「本体」と「衝撃音」に分かれます。
最初に衝撃音からご説明します。
衝撃となんだか大げさに書いてしまいましたが、これは振動するエアーポンプにぶつかることで発生する音です。
例えば、硬いテーブルに置いた場合はよりうるさく振動が聞こえたりします。
硬い所に置くと、振動が非常に伝わりやすいので、音がより大きく聞こえるんですね。
その場合は、エアーポンプの下にスポンジを敷いたり、テーブルなどに置かずに壁にぶら下げることで音を軽減することが出来ます。
次に本体の音ですが、これは空気を送り込むために発生する振動によるもので、こればかりはさすがに「どうしょうもできません!」(解決になってなくてスミマセン・・・)
種類によっては、音がうるさいのもあるのが難点・・・。
ただし、音問題は昔より問題になっていた課題であったため、各メーカーから「消音タイプ」といった音が非常に静かなエアーポンプが出ています。
常時使用するなら、消音タイプを選ぶようにするのが一番の解決方法です!
消音タイプのエアーポンプ
商品名を「スーパーノンノイズ」という、まさにネーミングからして「静かさ」を売りにしているエアーポンプです。
こういったラベルに「静か」という文字のあるものは、通常のエアーポンプにくらべて段違いに静かです。
水草水槽では夜のエアレーションが不可欠なことも
「そもそも、うるさければスイッチを切ればいいんじゃないの!?」と思う方も多いはずです。
確かに、夜はスイッチを切ってしまえば、どんなエアーポンプを使用していようが音問題なんて一発で解決ですよね。
ただ、熱帯魚を多く飼育している水槽、水草を沢山茂らせている水槽では、夜間のエアレーションも必要不可欠な場合もあります。
熱帯魚が多ければ、当然ですが生体は酸素が無ければ生きていけませんので、溶存酸素量を増やすためにエアレーションをするのは分かります。
まあ、日中エアレーションをしていて、寝る時だけはスイッチを切ってしまってもそれほど問題にはならないかもしれませんね。
ただし、水草をいっぱい茂らせている「水草レイアウト」では話が別です。
水草は、日中の明るいときは光合成をしているため、二酸化炭素を取り込み酸素を排出しています。
が、夜間は光合成が出来ません。
植物も光合成をしていない時は、動物と同じように酸素を取り込み二酸化炭素を排出します。
なので、水草を多く茂らせている水槽ではエアレーションをしないと溶存酸素がどんどん低下して、酸欠状態になりやすいのです。
特に、水草レイアウトで熱帯魚を複数匹飼っている場合は熱帯魚が酸欠になってしまうことがあるので、夜間のエアレーションは必要となるでしょう。
さいごに
エアーポンプの音に関する問題について書きましたが、音がうるさいといっても昔に比べて、どの商品も随分と静かになったものです。
昔は、それこそ発狂するくらいうるさくて、即スイッチを切って寝る!って感じでした(笑
まあ、技術の進歩ってやつですね!
・・・とはいっても、振動するものなので多少の音はあります。
もし今のエアーポンプでも音が気になるのであれば、中でも特に静かなタイプのエアーポンプに交換する必要があります。
それでも、「うるさい!」っていう場合は今後の技術に期待するか、エアーポンプ自体から卒業しましょう!
事実、エアレーションしなくても溶存酸素は増やせます。(詳しくは下記リンクで!)