ぷっくり姿が可愛らしい「プラティ」は種類と色彩豊富な熱帯魚!特徴や飼育方法をご紹介

プラティ

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色鮮やかで初心者でも簡単に飼うことが出来る熱帯魚のプラティー。

とても温和な性格なので、ネオンテトラやグッピーなどの小型の魚と混泳も楽しめることでも知られてます。

プラティーと一言で言っても、今ではかなり多くのカラーバリエーションが存在し、中でもミッキーマウスの模様を持つ「ミッキーマウスプラティー」はかなりの人気があるようですね。

ここでは、プラティーの特徴や飼育方法についてご説明していきます。

 

プラティーについて

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プラティーの魅力は、なんといってもカラーバリエーションが多い所ではないでしょうか。

ひと昔は、オレンジ色のプラティを見る機会が多かったのですが、現在では青や黄色、真っ白、黒色など様々な色彩を持つプラティがいます。

もともと人気の高い種類の熱帯魚ですが、尻尾の付け根部分にミッキーのマークが入ったユニークな種類(ミッキーマウスプラティ)なんて種類のものがいて、絶大な人気を誇る種となっています。

他にも、背びれが高く成長する「ハイフィン」や「バリアタス」、尾びれの一部がシュっと伸びる「ソードテール」という種類など、本当に多くのバリエーションを持ちます。

売られている色鮮やかなプラティはどれも改良品種ですが、野生のプラティは、グアテマラやメキシコの中米~南米にも生息しているようで、尻尾の付け根に半月模様が入っていたことからムーンフィッシュという名前で流通している時がありました。

色も改良品種とは比較にならないくらい地味な感じです。

現在のプラティという名前は、今では使われなくなった属名である「Platypoecilus(プラティポエキリウス)」から由来しています。

 

プラティはメダカの仲間!

プラティは、メダカ目のメダカ亜目・カダヤシ科・クシフォフォルス属の魚、つまりメダカの仲間なんですね。

メダカといえば日本でも馴染み深い魚なので、知らない人はまずいないでしょう。

グッピーも同じくメダカの仲間で、混泳させてみれば大きさは違えど同じような特徴をいくつも持っていることがハッキリと分かります。

 

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多種混泳でミックス(ハーフ)が生まれる

多くの種類がいるプラティですが、盛んに改良が行われています。

「改良」と呼ぶのが相応しいのか分からないですが、プラティは同じ種ならだいたいは交配することが出来ます。

よく、熱帯魚ショップで「ミックスプラティー」として売られているプラティがいますが、これは模様の違ったプラティ同士が交配して双方の特徴を取り入れたプラティが生まれたものなんですね。

プラティの面白い所は、普通のオレンジ色のプラティと、ソードテールを交配させれば、両方の特徴を持った「ハーフ」が生まれます。

プラティは繁殖が容易な熱帯魚なので、2種類以上のプラティを飼育していれば間違いなく雑種が生まれてきます。

お気に入りのカラーがある場合は、他の種類との混泳は避けるようにしなくてはいけません。

同じメダカの仲間だけど、属するグループの違うグッピーと雑交することは、さすがにないようです。

 

プラティの飼育データ

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(画像はミッキーマウスプラティで、尻尾の黒い模様がミッキーに見えますよね!?)

  • 体長は最大で5センチほど
  • 適温は22℃~28℃
  • 水質は中性から弱アルカリ性が好ましいと言われてるが・・・
  • 寿命は1年程度!?
  • 餌は何でも食べてくれる

 

プラティは混泳に適した熱帯魚

プラティは大きくなっても最大で5センチほどにしかならない、比較的小さな熱帯魚です。

小型カラシンやグッピーに比べて、体高があるのでかなり大きく見えますが。。。

性格もかなり温和で、小型の熱帯魚を飼う人ではプラティを混泳魚に選ぶ人は非常に多いです。

ただ、個体差もあります。

例えば、水槽内で一番大きいプラティは、同種を追い払うような動きを見せたり、追いかけ回すこともあります。

それでも、他の種類の熱帯魚を追いかけまわすことはほとんどないでしょう。

 

水温はあまり低くならないように!

プラティは非常に丈夫な熱帯魚として知られ、病気にも強い魚であるといわれます。

しかし、どんな生き物でも病気にかかる時はかかります。

メダカの仲間で多く見られる病気が「白点病」といって、体にポツポツと白い点が出来る病気なんですが、これは多くの場合、水温が低いときに発症しやすい傾向にあります。

プラティは22℃程度でも飼うことが出来ますが、25℃前後を保つよう飼育していれば白点病のリスクは激減できるはずです。

白点病は、細菌が「寄生」して発症する病気ですが、近年のプラティは非常に細菌性の病気にかかりやすいといいます。

特に水槽内に入れて間もない頃は要注意だとか。。。

そこで、病気の治療に良く用いられる「塩」を少量入れておくと効果的です。

だだし、水草水槽では塩を入れるのは絶対NGです。

プラティは塩分に強い魚なので全く問題ありませんが、水草は枯れてしまう場合がありますので、あくまでも水草レイアウト以外での有効手段となります。

 

水質は弱酸性じゃダメなの!?

結論から言えば全然OKです。

僕も、水草レイアウトの弱酸性水槽で普通に飼っています。

なんでこんなことを言うかというと、グッピーやプラティは「弱アルカリ性での飼育が望ましい」という文言が結構あったりします。

中には弱酸性での飼育は避けるようにしましょうとまで言っている人もいるくらいです。

が、特に水質にうるさくない熱帯魚の場合、pH6~pH8の間で飼育が可能です。

水草レイアウトなら、低床にソイルを敷く場合がほとんどなので、いやでも弱酸性に水質が傾きます。

水草レイアウトだと、ほとんどの場合pHが6.5前後なので、どんなに低くても6を下回らなければ全く問題ありません。

水草レイアウトに使用するソイルとは?知れば知るほど使いたくなるソイルの特徴や効果

 

プラティの寿命は1年と言われているが・・・

実際に自然界に生息する、いわゆる原種のプラティの寿命は1年程度と言われています。

僕らが普段見ているのは、改良されたプラティで寿命が倍の2年近く生きる場合がほとんどです。

寿命ばかりは個体差があるので一概に「〇年」という風に言うことは難しいですね。

中には3年以上生きる個体も報告されているくらいです。

プラティの場合は、2年以上生きれば長生きと言っていいのではないでしょうか。

 

プラティは何でも食べる雑食

人気の熱帯魚には、グッピーの餌だったり、ネオンテトラ(カラシン)の餌という風に専用の人工飼料があるのに、プラティ専用の餌って見ないように思います。

というのも、プラティは雑食で本当に何でも食べてくれます。

一説では、目の前の小さいものを口に咥える習性があるといわれていまして、口に入るものを全て餌として認識しているのでしょうかね。。。

僕はカラシン用のフレークタイプの人工飼料をメインに、たまに冷凍アカムシを与えていますが、水に入れた瞬間飛びつくようにバクバク食べます。

その後も、低層の水草をつついたり、常に何か食べているイメージがあるくらいです。

なので、プラティの場合は特にコレといった餌は無く、すでに熱帯魚を飼っているなら手元にあるもので大丈夫ですし、初めて飼う場合は同じメダカの仲間であるグッピー用の餌なんかが良いかもしれませんね。

 

増えまくり注意!?プラティは繁殖容易な熱帯魚

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プラティの楽しみの一つに「繁殖」があります。

グッピーやプラティーは非常に繁殖が容易といわれますが、それには理由があります。

これらの熱帯魚は卵胎生といって、卵の状態で生むのではなく、メスがお腹に卵を抱えたままオスと受精させ、孵化した状態で稚魚を生みます。

卵の場合は他の魚に食べられる危険性があるので、水草などに産み付けるのを注意深く観察して、産み付けた卵を別の安全な場所に隔離する必要がありますが、プラティの場合はそんなこと心配する必要がありません。

いきなり稚魚の状態で生まれてきますからね。

ただし、生まれたばかりの稚魚はかなり小さいので、他の魚に食べられたり、フィルターの給水口に吸い込まれたりするリスクはあります。

特に水草が生い茂るような水槽でなくては、食べられる危険性が非常に高いので、確実に増やしたい場合は市販の「産卵ケース」を用いるといいでしょう。

プラティは、ある程度大きく成長するとオスとメスが目視で容易に判断が付き、産卵間近の判別も容易です。

これも繁殖が簡単な理由の一つといえますね。

ただし、産卵ケースを毎回使用して繁殖させると、ビックリするくらい数が増えます。

たったの1ペア(2匹)しかいなかったのが、100匹以上になるということも普通にある話です。

かなり増える熱帯魚なので、増えすぎには少々注意が必要の場合がありそうです。

見た目がプックリしていて可愛らしく、お気に入りの個体だけで飼うのもいいですし、色んなカラーバリエーション(ミックス)を混泳させて飼うのもいいですね。

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