夏祭りといえば「金魚すくい」が賑わうシーズンですよね!
大きなプラケースに大量に泳いでいるキンギョを、友達と何匹捕まえられるか競ったことがあるという方も多いのではないでしょうか??
って、捕まえた金魚は小さな袋に詰めてもらうことになるのですが、もらったのはいいけど、どうやって飼育しよう・・・と、疑問に思ったというか、困ったことのある方も大勢いるはずです(笑
飼育が出来ないのであれば、金魚すくいだけを楽しんで、捕まえた金魚は引き取ってもらうのが一番ですが、せっかくなのでコレを機に飼育したいと思う方もいるのではないでしょうか。
金魚という魚は、幅広い水質、水温に耐えられる丈夫な魚で、雑食性が強く餌もなんでも食べてくれるので、とても飼育がしやすいんですね。
熱帯魚のように色々と本格的なセットを揃えなくても余裕で飼育が楽しめるのも金魚の魅力です。
ここでは、金魚すくいで獲得したキンギョの手軽な飼育方法についてご説明していきます。
もし、祭りでGETした金魚を飼育したいとお考えの方のご参考になれば幸いです!
金魚すくいでGETしたキンギョを飼おう!
金魚すくい、、、漢字で書くと金魚”掬い”と書くらしいです。。。
夏祭りといえば、金魚すくいが彼方此方(あちこち)で見られ、まさに夏の風物詩ともいえる存在ですよね。
金魚すくいでは、金魚をすくう、あの破れるやつ、、、「ポイ」なんて呼ぶらしいですが、コレが破れるまで何匹でも捕まえることが出来、破れたら終了ってな具合ですよね。
ちなみに、皆さんは1回で最高、何匹まで捕まえたことがありますでしょうか!??
僕は、多分5匹くらいだったと記憶が、、、かなり少ない方ですよね(汗
テレビで見たことがあるのですが、上手い方は器に入りきらないくらい捕まえている人とかいましたし・・・。
捕まえたら、上の画像のような小さな袋に詰めて渡されますよね。
飼育するとなると、さすがにそのまま袋で飼育することは出来ませんから、何か広い場所に移してあげなくてはいけません。
ただ、アクアリウムなんてやったことが無い方が、そう都合よく水槽を持っているなんてことはほぼ無いと思います。
そんな時に、手軽に金魚を飼育することが出来る方法について詳しくご説明していきますね。
金魚を飼育するための「入れ物」
金魚を飼育するための入れ物で、一番便利だなぁ~と思うのが「プラケース(虫取りカゴ)」です。
広ければ広いほど良いのですが、とりあえず移す場所としては最適で、そのまましばらくは、そこで飼育することも可能です。
デザイン性を重視するなら、断然「金魚鉢」がオススメです。
テーブルの上や玄関などに置いておくだけで、インテリアとしても最適です。
もし、プラケースなどの入れ物をお持ちでない場合は、用意するまで一時的に広めのコップなどに移しておくといいでしょう。
ただ、小さい容器はちょっと問題があって、、、一言でいうと「広い水槽に比べて飼育が難しい」ことは覚えておく必要があります。
なぜかというと、狭い入れ物というのは「水量」が少ないのは想像が付きますよね!?
水量が少ないと、水の汚れが早く、小まめな換水をしなくては、すぐに体調を崩したり病気にかかってしまったりするんです。
そして、もう一つ問題がありまして、、、金魚は特に水を汚しやすい生き物なんですね。
なので、狭い入れ物よりも、出来る限り大きめのものを選んだ方が飼育が楽になります。
参考までにですが、熱帯魚飼育では「魚の大きさ1cmにつき、水量が3ℓが望ましい」といわれます。
金魚の大きさが4~5cmだとすると、1匹飼育するのに12ℓ~15ℓ入る容器が最適ということになります。
まあ、あくまで参考です。(水質管理さえしっかり出来ていればもう少し少ない水量でも全然OKです)
本格的に飼育するぞ!
と、いう方は、水槽を用意してしまうのも手ですね!
そういえば、金魚って「小さい魚」ってイメージが強くないですか??
実は、結構な大きさまで育つ魚で、大きいものだと30cmとか超えるんです。
とはいえ、「金魚は飼育槽の大きさに合わせて成長する」なんて言われ、小さい容器で飼育していればそれほど大きくならないこともあるようですね。
ただ、大きくなった時のことを見越して、やはりある程度おおきな容器を用意するのが望ましいといえます。
金魚といえば「ブクブク」
金魚の飼育といえば、酸素を供給する器具である「ブクブク」があまりにも有名で、「金魚の飼育セット」では、ますコレが入っているはずです。
単品でも購入できますが、コレ一つでは使えず、他に、「エアポンプ(空気発生!)」と「エアチューブ(その空気をブクブクに送り込む!)」が最低限必要となります。
何もブクブクじゃなくても、もっとコンパクトのエアストーンというシンプルなものがありますが、金魚の飼育では「ブクブク」が定番となっています。
それには理由がありまして、このブクブクは酸素を供給するという理由よりも、水を綺麗にするという理由の方が強いんですね。
ブクブクをよく見て頂くと、本体の中に「綿」が入っているのが分かるかと思います。
つまり、これは水を綺麗にするフィルターの役割を果たすものなんですね。
上でも書きましたが、金魚は本当に水を汚す生き物です。
本来、魚を飼育する時はフィルターを設置して水を綺麗にする対策をするんですが、まあ、何も無いよりはあった方がいい的な感じですね。
ただ、見た目があまり良くないし、ブクブク本体が大きいので、ある程度大きな容器じゃないと使えません。
金魚鉢にブクブクなんて見たことがありませんし。。。
ちなみに、ブクブクを使わなくても、空気の触れている面から常時、酸素が水中に取り込まれているので無理してブクブクを設置することもありません。
よく、酸素を送ってあげないと息が出来ない・・・といわれることがありますが、コレは完全な誤解ですのでご安心を!
無いよりはあった方がいい程度に考えて頂ければと思います!
金魚の餌について
金魚は、何でも食べるんじゃないかっていうくらいの完全なる雑食で、人工飼料から生餌、水草までも好んで食べる魚なんですね。
いろんな餌に対応できますが、一番手軽に与えられる餌でいえば人工利用がオススメです。
超人気魚だけあって、金魚の人工飼料は本当に充実しているので、お好きなものを選ぶといいでしょう。
餌を与えるときの注意点ですが、、、金魚は餌をあるだけ全部食べるので、ついつい与えすぎてしまいガチになってしまいます。
与えすぎると、餌で水が汚れてしまいますし、排泄物も多く出すため、さらに水が汚れる原因になってしまいます。
なので、僕ら人間のように「腹八分目」が丁度いいんですね。
・・・腹八分目ってどのくらいだ、、、って疑問が出てきそうですが、まあ少量を数回に分けて与えるのがベストです!
また、金魚すくいで家に持ってきたばかりで、「餌なんて無いよ!」っていう方もいるかと思いますが、魚は数日エサを与えなくてもピンピンしているので、「すぐに食べさせないと死んじゃう!」ってことはまずあり得ないのでご安心を!
水草を入れて鑑賞力up!
どうせ飼育するなら、見た目がとにかく綺麗な方がいいですよね!
例えば、飼育水槽の使用するのは砂じゃなく、色の綺麗なビー玉とか、、、角の無いガラス石なんてのもいいかもしれません。
金魚の鮮やかなオレンジ~赤色に、青とか黄色などのガラスは、色が映えてとても美しいです。
そして、見た目をガラッと変えてくれるものといえば「水草」がオススメです。
金魚は水草を好んで食べるので、非常食にもなり、「見た目・餌」の一人二役をこなします。
ただ、どんな水草でもいいという訳ではなく、ちゃんと金魚に合ったものがあります。
その水草については下記の記事でまとめているので、よろしければ併せてごらんになってみてください!
※植えずに、普通に入れておくだけで映える便利な水草は「カボンバ」、「マツモ」がオススメです!
水道水は必ずカルキ抜きを!
水道水には、僕ら人間が飲み水として利用できるように「塩素」が意図的に混入されています。
いわゆる「カルキ」ってやつですね!
このカルキは、水く依存して生活する魚にとっては超有毒物質となりますので、必ず水質調整剤の「塩素中和剤(カルキ抜き)」で、消し去ってから使用しなくてはいけません。
カルキ抜きは様々な製品が出回っていますが、特にどれがいいとかありませんので、お好みのものを選んでいただければ!
水道水の中に含まれるカルキは、沸騰させればすぐに抜けますし、汲んでから1日放置しておけば、ほとんど抜け出る性質があるので、カルキ抜きを用意するまでの間は、すぐに使用する場合は、いったん沸騰させてから冷まして使うといいでしょう。
ちなみに、5分沸騰させれば、9割以上のカルキは抜くことが出来るんだそうです。
まとめ
金魚すくいで獲得したキンギョを飼育するには、、、
- 容器を用意する(水量の多く入るものが理想)
- 容器が無い場合は、用意するまでの間は大きめのコップなどに移しておく
- 使用する水は必ずカルキ抜きを!
- 餌を用意しよう!(人工飼料が使い勝手が良いのでオススメ)
- 【あれば便利】ブクブクを設置しよう!
- 【あれば綺麗】水草を入れてみよう!
さいごに、金魚の魅力をまとめた記事がありますので、是非ご覧いただけると嬉しいです!