真っ赤な線が映える中型熱帯魚「レッドライン・トーピードバルブ」の飼育方法と注意点

ラスボラ・鯉の仲間・ダニオ系

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熱帯魚らしい美しい色彩で「中型」の種類の魚といえば「レッドライン・トーピードバルブ」がいます。

チェリーバルブと同じく、プンティウスに属する熱帯魚なのですが、本種は体長が20cm近くにもなるんですね。

※ちなみに、、、チェリーバルブは4cmほどの小型熱帯魚です。

名前の通り、鮮やかな赤色のラインが美しく、水草レイアウトによく映える中型サイズの熱帯魚でもあります。

活発に泳ぎ回るような魚なので、広々とした大きな水槽で複数匹入れると、水槽内を元気に泳ぎ回って賑やかさを演出してくれますし、何よりも体色が綺麗なので見ていて飽きがきません!

中型で特に色の綺麗な熱帯魚をお探しの方には、是非オススメの一種です。

ここでは、レッドライン・トーピードバルブの飼育方法や導入時の注意点についてご説明していきますね。

 

レッドライン・トーピードバルブについて

レッドライン・トーピードバルブは、インドに生息するプンティウス(コイ亜科)の熱帯魚、、、つまり、コイの仲間なんですね!

美しい中型の熱帯魚としてドイツで紹介されて人気に火が付き、大型の水槽で「群泳」する中型の美魚として世界的に人気を集めています。

美魚といっても、コッテコテの派手さがあるような体色ではなく、むしろ地味さすら感じさせます。

ボディ中央に走る黒ラインがクッキリと入り、その黒ライン付近は黄色に色付きます。

さらには、鼻から目の上を通るオレンジ~真っ赤なライン。。。

名前にもあるこの赤ラインこそ、この熱帯魚の最大の見どころと言ってもよく、幼魚のうちは鼻先がちょこっと赤いだけですが、成長するにつれてどんどん赤色が伸びてきて、最終的には背びれ付近(体の中央より少し後ろ)まで伸びます。

この鮮やかな赤色がとても目を引き、サイズも大きいとあって1匹でもかなり目立ちます。

また、背びれも赤く染まって綺麗ですし、特に尾びれの黒と黄色のスポット模様は特徴的です。

一部分に圧倒的鮮やかを持ち、独特の模様とカラーバランス、、、決して派手さがないにもかかわらず、美しく見える魅力的な感じの熱帯魚といえましょう!

 

レッドライン・トーピードバルブの飼育データ

  • 体長:18cmほど
  • 水質:弱酸性~中性
  • 水温:20℃~28℃
  • 寿命:5年ほど
  • 参考価格:1匹あたり700円前後

 

レッドライン・トーピードバルブは、体長が最大で18cm~20cmまで成長する中型の熱帯魚です。

基本的に性格は温和で、混泳に向いている熱帯魚だといえます。

ただ、発情したオス個体は、やや気性の荒い面があるといいますが、同種同士で小競り合いをする程度で、激しい喧嘩に発展したり、他の魚に攻撃的になるようなことは無いでしょう。

中型の熱帯魚なので、混泳させる場合も同程度のサイズが好ましいといえますが、口が非常に小さい為、ネオンテトラや小型バルブなどの小型種と混泳させている方も多々おり、特に問題にはならないようです。

なので、実際には混泳にメチャクチャ向いた種だという人も少なくありません。

 

ただ、レッドライン・トーピードバルブを複数で群泳させるには、最低でも90cm水槽が好ましく、活発に泳ぎ回る熱帯魚なので、出来れば120cmなどの広々とした水槽で飼育した方が楽しめます。

また、群れを作る習性もあるので、広々とした水槽で複数飼育すると、レッドラインが複数映えて超綺麗な姿を見ることが出来るでしょう!

 

飼育は簡単で、非常に丈夫な熱帯魚なので、中型熱帯魚の入門的な存在といえます。

少し大きな熱帯魚に興味がある方は、レッドライン・トーピードバルブから飼育を始めてみるのもいいですね。

 

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餌は何でも食べるが与えすぎ厳禁!

上記で書いておりませんでしたが、レッドライン・トーピードバルブの特徴の一つに「スレンダー体形」というのがあります。

このシュッと引き締まったナイスボディから、水中を俊敏に、かつ活発に泳ぎ回ることが出来るんですね。

レッドライン・トーピードバルブ飼育で面白いのが餌やりなんですが、とても素早い動きで餌を食べる姿には最初は驚く方も多いはずです。

それだけ、面白い食べ方が見られるんですね!

餌も、人工飼料から生餌、冷凍アカムシなど、、、導入当初はあまり口にしないものでも、慣れてこれば本当に何でも食べてくれます。

 

ただし、面白い食べ方をするからと言って与えすぎには注意が必要なんですね。

与えすぎによる肥満で、スレンダー体形が崩れ、メタボ体形になり見た目がかなり悪くなってしまうことがあります。

ポッチャリしていて可愛らしくも見えますが・・・もともとスレンダーな体形の種なので、太らせすぎはレッドライン・トーピードバルブにとっても良くありませんので、餌やりはほどほどに。。。

 

混泳時の餌やり

レッドライン・トーピードバルブと他の熱帯魚を混泳させている時の餌やりにもちょっと注意があります。

この魚のように泳ぎに特化したようなタイプの熱帯魚と言うのは、餌を食べる速度もメチャクチャ早いんですね。

そうすると、他の熱帯魚が餌をほとんど食べられないという問題が出てくることもあります。

なので、レッドライン・トーピードバルブを飼育している水槽では、全体的にしっかりと餌を食べれているかを目視で確認するようにした方がいいでしょう。

 

飛び出し注意!フタ必須!

レッドライン・トーピードバルブは、泳ぐのに特化したようなスレンダー体形で、泳ぐスピードも速く、体長が大きいだけに力も相当なものです。

こういった熱帯魚は、飛び出し事故が多く、故に水槽にフタを設置するのをお勧めします!

力の強い熱帯魚は、少しの隙間からでも外へ飛び出してしまう危険性もあるので、出来るだけ隙間をつくらないようピシッと水槽とフタがマッチしたものを使うようにして、、、ある日、帰ってきたらカラッカラに干からびた”ソレ”が横たわっていた・・・なんて事態を防ぎましょう!

 

レッドライン・トーピードバルブの繁殖について

レッドライン・トーピードバルブは、広々とした水槽内でじっくりと飼育すれば繁殖も可能だといいます。

オスとメスの判別は難しいですが、発情したオスはメスを追いかけまわすので、行動からある程度は分かるかもしれませんね。

産卵は、コイ科に多い「バラ撒き型」といって、卵を撒くように産み落とす産卵形態を持ちます。

卵は親や他の熱帯魚に食べられてしまうので、ウィローモスのような水草を敷いた繁殖用の水槽を用意し、一時的に入れておき、産卵が確認されたら親のみをもとの水槽に戻すといった方法が確実でしょう。

 

さいごに

レッドライン・トーピードバルブは、成長するたびに鼻から伸びてくる真っ赤な「レッドライン」が見ものな中型の熱帯魚!

スレンダー体形で、泳ぎが早く、大きな水槽で複数群泳させると、とても賑やかで、美しい水槽を楽しむことが出来ます。

大型の水槽で、綺麗な熱帯魚を群泳・・・アクアリストなら誰もが憧れるような光景ですよね~!

実は混泳にもメチャクチャ向いちゃっている熱帯魚でもあるので、大きな水槽で他の色んな種類の熱帯魚との混泳も楽しめます。

中型で美しい熱帯魚をお探しなら、レッドライン・トーピードバルブは、とてもオススメな種です!

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