ヤマトヌマエビが水草を食害してボロボロに!?対処法や導入時に気を付ける点について

シュリンプ(エビ類)

スポンサーリンク



水槽内に発生する、あらゆるコケ類を食べてくれるヤマトヌマエビは、コケ対策として古くから水草レイアウトに導入されてきました。

糸状藻類や藍藻類、緑藻類など、多くのコケ類を食べることで知られており、確かにかなり高いコケ取り能力を発揮するのも事実です。

ただ、そんな有能なヤマトヌマエビにも一つ注意点がありまして、、、それは、水草の「食害」です。

つまり、エビが水草をむしゃむしゃと食べてボロボロにしてしまうことがあるという事なんですね(汗

まあ、エビ達からしてみれば、何もコケを取るために水槽内で暮らしているわけではないですからね・・・。

という訳で、、、ここでは、ヤマトヌマエビの食害被害を防ぐ為の対策についてご説明していきたいと思います。

 

ヤマトヌマエビの(水草)食害について

照明時間が長すぎる、過密状態での水質悪化、フィルターの濾過能力の低下、肥料や栄養素が豊富すぎる、、、などコケ発生には様々な原因があり、発生するコケの種類も多々存在します。

コケ発生はアクアリスト最大の悩みでもありますよね・・・’(汗

ただ、これらのコケ類は生体(エビ類や貝類など)を水槽内に導入することで、発生するコケを食べてくれ、水槽を綺麗に保つことが出来るようになります。

その中でも、アクアリウムで飼育するエビ類では大型の分類される「ヤマトヌマエビ」のコケ取り能力は非常に高く、多くのアクアリストにとって欠かせない存在となっています。

・・・いつ見ても何かしらむしゃむしゃ食べていますよね(笑

ただし、コケを好んで食べるという事は強い草食性を持つ生き物という事なんですね。

まあ、ヤマトヌマエビは雑食で何でも食べますが、大切に育成している水草だって例外ではなく普通に食べてしまいます。

特に、葉の柔らかい部分や新芽は、食べてボロボロにしてしまう恐れもあるんですね。

そうならないように対策を知っておく必要がありますよね!

 

ヤマトヌマエビの数が多すぎる

ヤマトヌマエビは、コケを積極的に食べてくれます。

発生したばかりのコケは柔らかく、とても食べやすいので、食べやすいコケを中心に食べるんですね。

しかし、コケが無くなると他に食べれるものを探すようになります。

まあ、餌がなくなれば当然ですよね。。。

ヤマトヌマエビって、特に餌を与えなくてもコケとか有機物を食べて生きていけるので、特に専用の餌を与えていないという方も多いはずです。

数が少なければ、何も問題なく飼育が出来ますが、水草の量に対して数が多すぎる場合は要注意です。

 

例えば、それほど水草を植えていない水槽に、ヤマトヌマエビを大量に入れると、発生するコケを食べた尽くした後、水草を食害する可能性が非常に高くなります。

上記でも書きましたが、ヤマトヌマエビのコケ取り能力は非常に高いです。

故に、入れすぎると水草の食害の原因に繋がってしまうんですね。

なので、水草の量によってヤマトヌマエビの数も調整するのが、水草を食害されない為の対策となります。

導入するときは、いきなり多く入れるのではなく、少しずつ様子を見ながら足していく方が良いかもしれませんね!

 

スポンサーリンク

ヤマトヌマエビに餌を与える

ヤマトヌマエビは、コケを食べるというイメージが強いですが、雑食で何でも食べる生き物です。

そして、コケをちまちま食べるよりも、本来であれば大きな餌を食べる方を好むでしょう。

なので、定期的にヤマトヌマエビに餌を与えるのも手です。

餌を与えれば、他のものを食べる量が減るので、水草の食害を防ぐことが出来るでしょう。

※餌は冷凍アカムシとか、熱帯魚用の人工飼料でOK

 

ただ、、、餌を頻繁に与えていると、そっちの味を覚えてコケをほとんど食べなくなる個体もいます。

そして、ヤマトヌマエビは餌を食べるのに結構な時間をかけるので、与えすぎると水質悪化にも繋がります。

人工飼料や生餌を与える場合は、1回に与える量は少量に抑えた方がいいでしょう。

 

お勧めは、エビ専用の柔らかい水草を餌用として設置しておくことです。

また茹でたホウレンソウを設置してあげるのもいいですよ!

破片をピンセットでつまんで、ヤマトの目の前に持っていくと、手でキャッチして食べてくれますよ(笑

何とも可愛らしい!

オトシン系に「ほうれん草」を与えると食べるのか!?草食性の強い熱帯魚にも有効

 

茹でたキュウリを入れても、なかなか面白いですよ!

オトシン系・ヌマエビ系に野菜(きゅうり)を与えてみると想像以上に凄い光景が見られる

 

コケを増やしてあげる

コケが無いなら、光量MAXでコケを発生させてあげるのも一つの手としてはあります。

照明時間を長くすれば、コケは発生しやすくなりますから、意図的にコケを発生させて水草の食害を防ぐって感じですね。

ただし、水草大量に茂らせている水槽では逆効果ってこともあるので、あまりオススメはしませんが・・・。

というのも、照明時間が長いと、水草の葉の表面にビッシリ細かな糸状のコケが発生することがあります。

特に前景用のグロッソ・スティグマとか、葉にビッシリコケが生えてしまうと、ヤマトヌマエビのコケ取りが追い付かず、葉が枯れることもあるんですね(汗

また、ある程度成長したコケは、ヤマトヌマエビですら除去できないこともあるので、意図的にコケを発生させるよりも、上記のホウレンソウとかを入れてあげた方が安心安全です!

 

容姿が非常に似ているエビで、ヤマトヌマエビよりも一回り小さい、ミナミヌマエビがいます。

コッチもヤマトほどではありませんが、コケ取り能力が高いことで知られています。

もしミナミヌマエビを入れて、水草の食害が目立つ場合は、同じ方法で対処してみてくださいね!

スポンサーリンク